混迷の視野
突然、視界が点った。それは覚醒というには意識の連続性が不明瞭で、まるでモニタの電源を付けた様な感覚だった。
不安が勝手に視界を動かす。そして見つけた。頭が斬り失せたアンドロイドだ。
困惑が錯乱に変わろうとした瞬間。
「何故こんな所に逃げた、シックス」
大太刀を侍く少女が現れた。
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