第9話平等
キキは浮きまくっていた。
クラスのギャル達は水鉄砲以来、キキ近づかなくなっていた。
どんな気持ちでいるんだろう?
僕は話しかけた、スポーツタオルを返す口実もあったし。
キキ、タオルありがとう。
キキはあの子達に混ざらないの?
キキは顔を上げて
ポチャ、SNS使ってる?
僕は、
いや、友達居ないし、みるだけだよ
すると!
携帯貸して!と僕の携帯をとると
キキのSNSにフォローされていた
キキも僕をフォローしている
そこには、歌う、キキの動画があり
コメント欄見ると
ウザイ
調子乗りすぎてバカ
ブス
ビッチ
たくさんのアンチコメが。
ポチャ、コレ書いてんの
あの子達なの!
なのに、平気で
明日休みにランチ行こよ!
とか、言うんだよ
ヤバいでしょ?
だから関わらないの
そうなんだ、SNSで誰とも繋がってない僕は
恥ずかしくて嫌だったけど、
たくさん、フォロワーが居るのに、アンチがこんなにあったらイヤだよね?
ポチャ、人間て平等だと思うの
僕は不思議だった、話の流れだと、不平等だと言いそうなのに
あの子達は、可愛くて
五体満足
なのに。心が汚い
ポチャは小さいし
ポチャっとして
運動神経も良くないけど
心は綺麗
ね!平等でしょ。
僕は思わず聞いてしまった、
キキは親が居なくて
シンバくんが病気で
不平等って思ったことないの?
ん?ポチャー!
私のママはすっごい美人で
私と、シンバをすっごく
愛してくれた。
だから、生きるのが辛くなった
私達はママの愛を覚えてる
シンバは純粋で、綺麗で
素直でまるで天使だよ。
人から怪物にみえても
天使なんだ
だから。神様が色んな物を取った
美しいから。
私は与えられた。
強くいられる方法を
ね!びょうどうでしょ?
僕は、申し訳ない気持ちで質問した
キキは辛くなることないの?
キキの目に涙が溜まったのがわかった。
キキは涙がこぼれないように上を向いた
そして
あるよ、
そう答えた。
僕は話しの雰囲気を変えたかった。
ねえキキ
僕の母さん知ってるよね?
母さんは料理が上手なんだ
よかったら食べにきてよ。
キキはありがとうと言った。僕達は連絡先を交換した。
僕は家に帰ると、すぐに、母さんに
キキを夕食に招待したいんだけど
だめかな?
母さん料理が上手いから。
キキは母さんを亡くしてるから
食べるさせたいんだ!
母さんは
いいお友達ができたのね?
と言って
キキちゃんに、弟さんも一緒に
連れて来れるか聞いてくれる?と
僕の母さんは優しい。それが嬉しかった。
キキに伝えると、迷惑じゃないかな?と
言った!
大丈夫、心配しないで。
キキはやって来た、車椅子のタイヤを念入りに拭くと、キキは、このまま上がっていいですか?と
母さんはもちろんどうぞと言って
シンバくんは手を叩いて嬉しいそうだった
母さんは、シンバくんが食べやすいように工夫してくれた。
家はこの子と私だけなの
キキちゃんとシンバくんが
来てくれて、久しぶりに
賑やかなゆうしょくよ!
母さんはいった。
キキは、シンバくんに
食べ物を小さくしたり冷ましたり
して食べさせた。
シンバくんはとても嬉しいそうに
食べた。
キキも美味しい。と言って
嬉しそうに食べてくれた、
だけど母さんが1番嬉しいそうだった
キキは申し訳なさそうな顔をして
せっかくの食事中にすいません。
シンバが排便があったみたいで。
帰りますね。と言った
僕はなにが正解の答えかわからなかった。
すると、母さんが
シンバくんが嫌じゃなければ
ここでどうぞと、
リビングに、シーツをひいた
キキはいいんですか?と聞いた
母さんは
私は子育てしてきたのよ
オムツなんて、たくさん変えたわ
しかもこの子とても臭かったのよ
と、笑った。
ありがとうごさいます。
キキはそう言うと
大型犬用のペットシートを並べ
オムツを外すと、大きな水筒のお湯をかけて
スポンジで擦った。素早く新しいオムツに変えると汚物を小さくキレイにまとめて
除菌スプレーで、そこらじゅう拭いた
母さんは
キキちゃん準備も完璧
手際もいい
いつでもらママになれるわね。
母さんは微笑んで、
ケーキも焼いたのよ
食べて行ってね。
僕は介護とゆうものを初めて見た。
圧倒された、
母さんは。
私ね料理しか特技がないの
キキちゃんが、お料理作り
教わりたくなったら。
いつでも来てね!シンバくんと
キキは本当に嬉しそうにありがとうございます。と言ってかえった。
僕は何年振りだろう。
母さんに
今日はありがとう
と言った。
母さんは、嬉しそうに
素敵な友達が出来て、母さんも嬉しいわ
と言った。
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