1043、ムカサリ絵馬【むかさりえま】
山形県の村山地方などに伝わる民間信仰で、未婚のまま死んでしまった者のために奉納される絵馬を指し、死者と架空の結婚相手の婚姻場面が描かれる。家を継いで子孫を残すことができなかった未婚の死者は、次の世代の親にはなれていないため、厳密にいえば「先祖」として供養される対象には含まれなくなる。そうした死者を死後に結婚させることで、家の人たちが先祖の一人として供養できるようにするのが目的と考えられている。
「ムカサリ」とは「結婚」や「花嫁」を意味する方言。絵馬と名はついているが、紙に描かれたものや木の板が用いられることもあり、大きいものでは1辺が1メートルほどにもなる。注意点として、 絵馬に描かれる死者の結婚相手に実在の人間を描いてはいけない。生きた人間を描くと死者に連れていかれてしまう、と考えられているからである。
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