846、幸せのパラドクス【しあわせのぱらどくす】

 

 英:the paradox of happiness。所得が増えるに従って幸福度は上がっていくものだが、一定の水準を超えてしまうと、所得が増加しても主観的な幸福度がなかなか上がらなくなり、場合によっては低下してしまう現象。米国の経済学者、リチャード・イースタリンが提唱した。これは限界効用逓減の法則によって説明できる。たとえば1000円の所得を得た場合、所得が1億の人間と300万の人間とでは後者の方が幸福度が高くなるのは自明であろう。

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