389、ピートのパラドックス

 英:Peto's paradox。生物学用語。生物の身体の大きさと癌の発生率には相関がないということを指した言葉で、1970年代に英国の疫学者リチャード・ピートによって提唱された。

 生物の身体を構成している細胞は分裂を繰り返すたびにエラーを起こし、やがて確率的に癌が発症する。つまり、多く細胞を持つほど(身体が大きいほど)、そしてより長寿なほど、癌の発症確率は上昇するはずである。しかし各種研究により、動物の癌発生率は個体の大きさや寿命の長さとは関係ないことが分かっている。巨大な生物がなぜ癌にならないのかを研究することで、その予防方法などが解明されることが期待されている。


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