第5話 甘ったれ
日本では愛情のひとつに甘えると言うのがありますよね。
甘える
甘やかす
甘えん坊
甘ちゃん
甘ったれ
考えが甘い
甘えるな
甘え過ぎ
日本ではよく使われる”甘え”ですが・・
日本語の甘えに対応した英単語はありませんよ。
”甘え”は日本特有の概念のようですから。
英語で説明するときは"依存的自己愛"Dependent self-love
とか言うようです。
欧米では病的な愛の形だと捉えられています。
それは欧米人の考え方ですからね・・
愛にも文化の違いがありますから・・
でね・・
これから、この甘えと言う愛の形について考察してみしょうか。
例えば貴方が学生だとします。
帰ろうとしたら土砂降りで止みそうにない状況です。
そこで・・
電話をして誰かに迎えに来てもらいます。
1、親に来てもらう。
2、近所の人に来てもらう。
この1と2の場合・・
どちらにより多く感謝するでしょうか。
おそらく誰もが2と答えますよね。
親が約束より遅れて30分待たされたら怒るでしょう(笑)
近所の人なら30分じゃあ怒らないよね・・
そこで考えてみて下さい。
感謝しなくて良い相手とは、貴方が甘えている相手です。
依存していない近所の人に対しては、感謝するのですよ。
これで見えてきませんか?
依存愛は感謝しない愛なんです。
それが”甘え”なんですよ。
愛しているからこそ感謝しなくて良いのです。
愛しているのだから感謝する必要が無い・・
って、これやばくない?!
だから・・釣った魚に餌はやらないって言うのです。
ね! 甘えの構造が見えてきますよね。
釣った魚に餌をやらないのは結婚して依存愛が確立したので
感謝しなくてよくなったからなんです。
これが甘ったれの依存愛なんですよ!
結婚したのだから、やってもらうのは権利なんだ・・
感謝などしたら、権利の放棄になる・・
これが男の”甘え”の心理なんです。
・・女はお前の母親じゃあ無いんだぞ!! ・・
いや・・
これは女も同じですよ!
夫の労働に感謝せず、薄給をけなす人も多くいますよね(笑)
自分は大した稼ぎもないくせに夫をぼろくそに言う人がいます。
これが他人から貰った給料なら感謝しますよ。
それが、たとえ薄給でもね・・
そもそも甘えって言うのは依存的自己愛ですから・・
人にマスターベーションやってもらっているようなものです。
・・そんなものは自分でやれ!(笑)・・
まあ・・
結婚して甘えが出てきたら夫婦関係はだめになると思いませんか?
そもそも私は結婚制度に反対ですけどね・・
紙切れ1枚で人生を縛られるなんて嫌です・・(笑)
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