童心
どこからか笑い声が聞こえる。
真っ黒な部屋の、真っ白なある一点はあまりにも不気味に目立つ。でも目印はそれしかなくて、自分が今どこに居て、何をすべきか、ここは安全なのかすら分からない。
ひゅっと風が通った気がした。
純白、潔白。今の私に白は美しすぎたみたい。
だけど、優しい笑い声だった。
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