ひとりきり

 茶色くなったガードレールに絡む緑色。

 遠くから聞こえる雷の音、雨の音。

 でもここは太陽が一点の曇りもなく光を降り注いでいる。

 山が低いから木が一本一本よく見える。その木に葉は付いていないけれど死んでいる訳では無い。

 太鼓の音、笛の音、人の声。聞こえてくるはずのない音達。


 ここにひとり。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る