第7話 お話の、音楽家のネタをひとつ

お話の中で、音楽家が夜の酒場でライブ演奏して盛り上げた、というネタを書いたのですが、


この中ではあまり詳しく書きませんでしたが、大盛り上がりだったという要因をいくつか設定していました。



まず、新しいジャンルの音楽ということ。

演奏している楽器が、高性能であること。(もちろん、電子ピアノなんてものは存在していません。)

4人くらいの小編成であること。



ここで紹介した「ケーキウォーク」というジャンルは、地球の歴史の中でも存在します。辞書などで調べていくと、黒人のリズムから波及したもので、ジャズの前身と言われる…といった雰囲気で書かれています。

時代で言うと、18~19世紀のころですね。

タイタニックの船内で演奏していた曲は、こういったジャンルの曲を多く持ち込んだと記録されています。




地球上でのお話で、18世紀にヨーロッパで産業革命という出来事が起こった時、高性能の製品づくりが可能になったのです。

この時、演奏する楽器も性能が上がったといいます。

上質の木材や薄い金属の板が作られて気密性も上がり、同じ品質の楽器が大量生産できるようになったのです。かつ、技術革新で新しい楽器が作られるようになります。

(サックス(サキソフォン)という楽器も19世紀に作られました。)




このお話は、こういった時代を想定しながら書いてみたのです。

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