第5話 お話の、地理的なところ

前に、この話の舞台を、現在のアルメニアのあたり…と表現しました。


異世界の話なので、もちろん実在はしません。



でも、宝石がトルコ石だったり、町民の名前がトルコの人の名前だったり、

かなりトルコの影響が出ています。


現在の地図で当てはめていくと、トルコに行くには、北を通ってから西に向かう方角にあたります。

なので、直接トルコに行くには、山や高原を通らなければなりません。





この町の中心から、北の都市、東の都市、南西の都市と、3つに続く道があります。


ちなみに、この話には、南西の都市は出てきません。

何故なんでしょうね。謎ですね。


町からは、南西の都市が見えている、とあります。

なので、存在はしていますが、交易はほとんど無かったから、というのが

有力な説ですw。


作中にもあるように、南西には山々が連なっており、トルコ石が採れるくらいの岩盤が見える。

その山々の間に都市が見える、という風景です。


険しい行程の道は、大きく出来ません。

他の道のような大きい馬車は、南西の道には、ちょっと厳しい。

宝石を取りに行った時も、何人もの人の手助けを借りて、ようやく通れるくらい。


だから、宝石が採られずに済んでいたのかもしれませんね。





現在のトルコで言うと、皆さんご承知の通り、

「シルクロードの通り道」なんですよね。

ヨーロッパと中国を繋ぐ道の途中にあり、トルコを中心に、

その周りからの道が、トルコに集まっている。

トルコはこうして中心地になった。


ということです。

メインはシルクロード、他はその他、という感覚を、

筆者が持っていたため、というのが、ウラの正解のようです。


だから東と北は、幅の広い道と大きな関所もあって宿もあるけど、

南西の関所には小さな小屋(のちに宝石加工場になる)しかなかった。


これくらいの差があった、ということなんですね。



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