アダルトチルドレン
かなりの流行語ですね。大きい本屋に行ったら、アダルトチルドレンというジャンルがありました。実は、自分はこの言葉をネットで見つけたんじゃなく、90年代の本で見つけたので、あるもんだなと驚きました。
この言葉は、大人ぶったこどものことを指します。日本では、アダルトという言葉がもう完全にそういう意味しかありませんが、そこの駅の英語表示を見れば普通に、こどもの切符の料金はアダルトの半額です、とかいったふうに使います。ちなみに、そういう雰囲気を指す色は、英語ではブルーです。ピンクでは通じません。
それはおいといて、このアダルトチルドレンは今かなり問題になっています。大人ぶったこどもというのは、強がってるのではなく、大人に服従する態度をとって過ごしているが、大人にはなりきれない、そして二十歳を越えても大人という存在にはなれない、という文脈なのです。
現実考えれば、大人だとしてもあまりよろしいイメージがあるかと言われればないですが、しかし、根本的なところで幼稚さが残ることは、「未来を担う若者」への期待があるとすればまずいことになりましょう。
原因は、何も考えなくていい同調圧力と猿真似、人生のレールを大人が予め引いて、それをこどもが受け入れる態度でしょう。それが如実なのが、「ちっちゃな頃から優等生、気付いたら大人になっていた、ナイフのような思考回路、持ち合わせる訳もなく」という言葉です。(ほんとにうっせえわ使いやすい……なんか世代の悩みを全て濃縮してるんじゃないか?)
幸いなことに、浮いていたので助かりましたが。先生に面従腹背をするくらいの覚悟はできました。しかし、優等生作文、テンプレ作文の量産はいかがなことかと。あと、共通テストで解決できなかった、課題解決能力の育成ですね。さすがに、マークテストの中で自分の課題を見つけ、資料を用いて答えを導くことはできませんでした。一応、その作業の中に、あなた(回答者)が参加して、答えを導きはしますが、まあ、そんな設問文、設定を読んでいたら時間終わります。
さてさて……社会不安の中でこどもを完璧に教育しようとしてできた歪みですが、どうなりましょうか。
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