第7話 夏の夜の公園

 健と凛は夏の夜の公園で二人きりで居る。

 二人はアハハと笑って会話をしている。

 夏の夜の公園は静かだった。

 凛はいきなり包丁をカバンから取り出して健に突きつけてこう言った。

「ねえ、心中しよう?」

「は? おい? やめろよな?」

 凛は健を殴った。

「おかしくなりそうよ、心中しよう?」

 すると、亜季が二人の前に現れた。

「凛、やはり、あなただったのね?」

 あらかじめ、健は亜季に言っていた。

 もしもの時は、すぐに助けてもらえるように。

「凛、いや、ちひろちゃん? 全部を話して?」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る