　健、二十三歳、フリーター。

　亜季、同い年、健の彼女。

　二人はカフェでそれぞれスマホを見ている。

　健はスマホアプリゲームをしている。

　亜季はニュースアプリを見ている。

　亜季が健にこう言った。

　心中のニュースが多い、と。

　それに対して健はあんまり興味なかった。

「健、知ってる？　ちひろちゃんっていう都市伝説をさ？」

「なにそれ？」

「健、知らない？　心中の都市伝説」

　全くバカバカしいと健は言葉を返した。

　それに対して亜季は、ちひろちゃんの都市伝説で興味があるようだ。

「ちひろちゃんを、探さない？」

「だから、なにそれ？」

　会話を進める内に、二人はなぜか、ちひろちゃんを探すことになった。

　健は仕方なくだった。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい