罪な恋

向こう岸にいるあなたに逢いたいと思って

橋を渡ろうとした瞬間・・・・橋が崩れた

もう・・・・あなたに逢える手段が私にはありません


雨の夜あなたと街を歩いても

傘を隠れ蓑にしている私

木を隠すなら林に・・・・人を隠すなら人ごみの中に

そんな言葉を頭においてあなたの後ろを歩いている


こんな窮屈な思いをしてまで関わる二人ではないのに

何の悪戯がめぐり会わせたのでしょうか?

あなたの腕の中で夢見る事は許されなかった


女という字に鎖を掛けても

あなたを苦しめるから逢えない


遠い昔の物語・・・・あなたは姉の恋人だったから

観念という恋です


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