第103話 子供心を失ってはならない
先日、配信動画で『プロフェッショナル 仕事の流儀』を見ました。取材対象はなんと誰もが知る『名探偵コナン』の作者の青山剛昌先生。これは気になりますよね。
長期取材を通して青山先生の創作に迫る内容となっていました。詳細については長くなってしまうので割愛しますが、とても面白かったです。
いくつか心に留まった言葉がありましたが、その中で紹介したいのは「子供心を失ったら描けないですよ」という一言。
『名探偵コナン』のネーム作りについて番組内で公開されてましたが、動画で最新科学の映像を青山先生と編集者たちが見てる場面がありました。これは本当に現実で再現できるのか? トリックに使ったとして面白いと思えるか? と考え、興味を持ったネタに関しては自宅内で実験もしてました。
なぜそこまでするかというと「子供は賢いから、子供だましみたいな内容だと見透かされる」(すいません、ママではありません…)だからだそうです。子供に興味を持ってもらうために、そこまで調べてるんだとか。
最新科学を面白がる青山先生を見て「子供心に刺さる内容を書くためにも自ら子供心を持たなければならないんだな」と自分は受け取りました。ちなみに番組を通して青山先生は終始、楽しそうにしておられ自分は「この人、ピュアだな」と思いました。やっぱり面白い少年漫画を描くためには、そういうピュアな心がある程度必要なんでしょうね。『ワンピース』の尾田先生が発信する言葉もけっこう子供心に溢れるものだったと記憶しています。
子供心というものはある種の才能なのでしょうし、これは人から教わって身に着けられるものではないと思います。「技術は教えられるが、才能は教えられない」といった大御所作家がいましたが、この子供心も自分自身で養っていかなければならない類のものなのでしょう。いろんなことに興味を持つためにアンテナを張るにしても、そのアンテナの方向だけは自分で決めないといけない、ということかな?
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以上です、お読みいただき、ありがとうございます。
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