第10話 帝国では……
帝国のある陸軍基地……
「……へ〜今度はエリュージョン王国を攻めるのか」
「しっ!一応このことは機密なんだからな!」
「はいはい…ま、どうせ三週間もあれば落ちるでしょ」
「だといいんだが……」
「なんか引っ掛かるところがあるのか?」
「いや、国境にあるハルミントンの兵士が強くてな……」
「騎士団か?」
「ああ、いつも士気が高いからな」
「その士気もこの大砲でドカン!と吹き飛ばそうぜ!」
「……吹き飛ばなかった奴が何人かいるという報告が来てるんだよ」
「なんだそいつ?不死身か?」
「さぁ?」
「ま、一週間後には攻撃開始だから、大砲のチェックでもしておくか」
「そうだな。海軍の方もなんか準備してるみたいし」
「今回は海軍も参加するのか」
「そうだってな」
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帝国のレーク海軍基地……
「やっとこの大砲が火を吹くのか」
「えぇ、王城をこの主砲で吹き飛ばそうという考えです」
「ずっと上陸支援しかしてこなかったしな」
「敵船と言っても木でできた『木造船』というものばっかりでしたね」
「あ〜祖国と同じ力を持った国は現れないかな〜」
「確かに、鉄でできた船と戦いたいですね」
「全くだ」
「さて、そろそろ出港準備をするぞ」
「はい!」
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