三題噺.119:きのこ、ぞうり、舐める(120字)
大雪の日、少女は母に強いられるがまま山奥へ一人で食事を採りに行き、遭難した。ずぶ濡れの草履で何日も帰路を探し歩き、飢えた少女は悪いと思いつつ採った茸に口にし、激痛とともに倒れた。やがて少女は家に毒茸を持ち帰らずに済んだのだと喜び目を閉じた。
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