三題噺.016:雷、塩、眠れる
二人きりの食卓で、今日も父の雷が落ちた。私は言われるがままに追加のお酒と、冷蔵庫に残った塩漬けを運ぶ。いずれ無くなる味を噛み締めて、父は卓上に雨を降らす。母が永眠して以来、我が家の嵐は止まないままだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます