三題噺.014:瞬間移動、鬼、温度

 鬼ごっこで諒くんから逃げ切れる奴はいない。距離を取ったと思いきや、大抵すぐ傍で彼に背中を叩かれている。でも今日二回目の勝負で僕が捕まる時、彼の手が前回より明らかに冷たく感じた。もしやあの諒くん、偽物?

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