灯りに照らされた孤独
ひとりになるのは意外と難しい。
家、学校、職場。
否応なしに、誰かと関わらないといけないからだ。
でも、ひとりぼっちになるのは難しくない。
普通にしているだけで、気がついたらなっている。
誰かと話していても、誰かと笑っていても。
人が増えれば増えるほど、孤独感が増していく。
誰かと話していても、誰かと笑っていても。
その理由がわかっているから、余計につらくて悲しくなってくる。
誰のせいでもない、自分のせいだから。
親切にされたとしても、心に壁を作ってしまう。
誰かといるよりも、ひとりきりのほうが寂しくない。
そんなふうに強がって、真っ暗闇の孤独から目をそらす。
どこにも光はないと知っているのに。
灯りに照らされた孤独は、逃げることを僕に許さない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます