1/16 レンガ造りの道の夢

虹色の波紋が広がって


次はキミの番 さあ 一歩を踏み出して


レンガ造りの道が揺れて 街は一気に動き出す


窓ガラスにキミの夢をうつして こわいものなんて何もない


扉を開けて出てゆこう


この忌々しい過去から 全ての僕をさらけ出して



思い描いた なんて素敵なストーリー


物語だって決めつけちゃいけない 寸分違わぬ夢の中





ドレスを纏ってクルクルと踊る 目の前には憧れた彼女


いつか見上げた星空の 浅い雲のような哀しみを


僕は味わったはずなのに


何故か惹かれる彼女の瞳


漆黒の髪が宙に舞う



堅苦しいメガネはカタンと落ちて


今夜は今朝みた 夢の中

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