第334話 前章までのあらすじ+茶番
岸田陸雄は甲子園出場を夢見る高校球児。
夏の甲子園に向けて、兵庫県大会三回戦が近づいていく。
高校生活の青春を仲間と共に過ごしながら、真伊已達のいる淳爛高等学校(じゅんらんこうとうがっこう)への向けて練習を続けていく―――。
校内での偵察が禁止されているデータ不足の高校に―――古川とハインが変装して潜り込む。
僅かなデータを参考に副キャプテンで一番打者のショートポジション・張元悠作(はりもとゆうさく)や、パームボールとカーブを使いこなす投手・真伊已誠也(まいのみせいや)―――各選手達のデータを集める。
トラブルはあったもののデータを取った古川達は対策練習を始める。
そして三回戦当日―――淳爛高等学校(じゅんらんこうとうがっこう)との試合が始まる。
初登板となる灰田を先発投手にして、練習以外での実戦での成長を中野監督とハインは願う。
前半苦戦を強いる中で―――灰田を野手変え、野手で援護していた陸雄が交代で登板する。
真伊已との打者と投手戦は、陸雄にとっても激しい戦いとなっていく。
何とか優位に戻った大森高校は、陸雄をベンチに送り―――リリーフの松渡を交代させて登板する―――。
松渡がハインのいくつかの球種を封じさせた中で―――優位に試合を進めていく―――。
なんとか試合は×ゲームになり、またも―――大森高校は勝利を収める。
そして観客の中には同じクラスの柊心菜(ひいらぎここな)が一つの決意をする。
真伊已達は敗北し―――陸雄が甲子園行ってくれると真伊已が認める。
真伊已が陸雄に言った甲子園という言葉―――。
言葉だけでは足りないものが―――夏の球児達と共にあの場所にはある―――。
陸雄はその場所へとまた一歩近いづいたのだった。
それぞれの試合での成長の中で三回戦を終え―――陸雄は帰りのバスに乗る。
次は四回戦―――。
果たして―――次なる相手は一体どこの高校か?
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「やあ! みんなお久しぶり! 『弱小野球部の名誉挽回』の主人公、岸田陸雄です!」
「リアルタイムで見てくれている皆さん、明けましておめでとうございます。そうでない方は初めまして―――この作品の作者の碧木ケンジです。」
「碧木ケンジ先生。これ書いている頃にはまだ2022年の11月頃だぞ? あけましておめでとうございますっは早くない?」
「陸雄君―――ゲームでも創作でも囲碁でも―――先を詠んで先手を打たなきゃダメなのが世の常さ」
「えぇ……格ゲーとか反射神経鈍って弱くなったらしいじゃん? しかも有名なゲームメーカーソフトの囲碁ソフトでCPUの棋力七級に負けたのにそんなこと言うの?」
「しょ、将棋は勝ってるから……囲碁や格ゲーなどの気分転換でね。有名ソフトメーカーさんのゲームソフトの棋力七級CPUに船囲いやエルモ囲いで時々勝ってるし……って、そんなグドグドな脱線話は良いんだ。―――重要なことじゃない」
「ああ、本編ね。偵察とはいえ、男にあんなことさせるとかハイン怒ってたぞ?」
「あの話絶対に人気ないよなぁ―――って書ききった後に思ってしまってね。でも、完成済みのプロットの通りに書かないとアレだし、書かざるを得なかったんだ」
「他にも真伊已のパームボールって、投げすぎると肘痛めて選手生命無くすらしいから―――実際ドロップボールと同じくらい投げる投手いないってマジなの?」
「まぁ、その……どこかの野球ゲームだと普通にパームボール使えるから、なんとも言えないよね。寛容な読者の皆様には創作のフィクションだと思って、楽しんでいただければ安心です。実際に投げる選手はドロップボールより危険球になるかもしれないから出来れば止めようね」
「―――以上、ゲームの話ばかりするくせに有名な家庭用ソフトメーカーの麻雀のゲームで『よっしゃ満貫確定やん!』っとか言って、リーチかけたら倍満振り込んでしまった碧木ケンジ先生のクッソ情けない言い訳でした。野球の研究も含めて、実戦での麻雀の河くらい読めよなー」
「辛辣に言われまくった……ショックだ……。囲碁の気分転換にやってただけなのに……いいよ、もうあの有名なゲームメーカーの馬主になれるあの競馬ゲームで現実逃避しよう。新キャラのギャル秘書結婚の為に条件満たして、あのカップを制覇しなきゃ……」
「予約とかも含めたゲームは連載終わった後でじっくりしろよなー。んじゃあ、あらすじもとっくに終わってるし、そろそろ本編行きますかね」
「あ、ああ! それじゃあ、今日の午後七時に続きの本編始まるから、お楽しみに!」
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