14番目の月

次の日から欠ける満月より

14番目の月が一番好き



僕は買いもしないビットコインの

グラフをひさびざに見た


また、登っている

去年の3月4月の好況は戻らないで

財布どころか家をスッた人がいくらいただろう

そう冷たく見ていたが

10月11月、再び上昇! 4月を超えた。


自分は今回こそは下がると信じている

事情は知らないが

ギャンブルの天罰を知れ、

そう傲慢に思うわけなのか


今、コロナが流行ってから

想像もできないほど膨張した。

今までの十倍とかだ。



まあ、そんなしょうもない話はいいんだ

この世界には14番目の月など無い。

あの曲は、今のような斜陽を予言していた

まだ終わらないで、まだ、と信じている内に


僕は、自分の幸せなんぞ信じていない

不幸せがかえって心安らかで

満月の訪れを恐れたくなんて無い!


ー歌うとき、一番難しいのは、

 高い音を出すことじゃない

 その高い音域からいかに丁寧に音を下げるか

 音楽では、ここがてっぺんだと知っているから

 高音はなるべくローテンション

 低音は高くするつもりでー


sinのπ/2〜3π/2

この苦境をどうするか、底打ちは希望なのでした

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る