clockmemoryCircus

耀月菊

第1話

「ねぇねぇ知ってる?丑三つ時の高台にね昔サーカステントが倒れてしまってお客さんと一緒に亡くなったサーカス団が公演するんだよ華やかな音が聞こえたら高台に行ってみてそしたらサーカス団の事故に巻き込まれて死んじゃったお客さんが拍手をしてサーカス団をお出迎えしてくれるのそれを見たら行方不明になっちゃうの」

私は夢を見ていた、サーカスの開幕の音そのサーカス団に居た古めかしい服のお客さんの歓声そして楽しそうにしてる子供の声それを観客席の中で見ている私がいた。その時大きな光が眩しく照らし出されたような気がして目覚めたら朝だった。私は制服に着替え乍ら夢で見たサーカス団を考えてみたが分からなかった。何故かとても古く何処のサーカス団か分からない空虚な物だった。母が「朝ごはんの用意が出来たわよリビングに来て」と私を呼んだ。

私は「はーい!!待ってて」と学校の支度をしリビングに行き母に「おはようお待たせなさい」と言い家族で朝ごはんを食べた。父は朝ごはんがあるのに相変わらず新聞を読んでいる。母は「いつもより遅かったけど大丈夫悪夢でも見たの?」と言ってきたので私は母に夢の事を話した。「なんか古いサーカス団の中に居て沢山の歓声があってねその中にいる人がねとても古い服を着ていてその歓声に包まれて立ちながらサーカスを見てたんだ」と母は「不思議な夢ね」と言ってくれたので私は「うん」と返事し数分経ったら学校に行った。

その日の学校はある噂で賑わっていた。私はそれを横目に空を見て今日の天気を嗜めていた。その時友達が「ねぇ!今日噂にチラホラ出てる幽霊サーカス団の話し知ってる?」と言ってきた。私は「知らないな、どんな話し?」と言ったら友達は話してくれた。

その内容はサーカステントが倒れる事故があり、お客さんと一緒に亡くなったサーカス団がその時にやっていた場所である高台で丑三つ時にサーカスを公演してるらしいそれを見たら行方不明になるというどっかのファンタジーにありそうな話だ。

少し気になったので今夜物は試しだと丑三つ時に高台に行ってみた。そこにはやけに華やかな笛の音やノスタルジックな音と今まで無かったはずのサーカス団テントがあった。あのファンタジーチックな噂は本当だったのだ。

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