363 オバケ
こんにちは。
先日、アメリカの有名な事故物件に出てくる幽霊がいるのを体験しに芸人さんが一晩お泊りをするというのを見たのですが。
もしかしたら前にも書いたかもしれないけれど、ほんと、外国のオバケってアクティブと言うか……時に暴力的というか……暴れたり、音をガシャガシャとたてたり、物を動かしたり。布団の中に入って来てつねったり蹴ったりしたというのもあったなぁ。とにかく自己主張が激しい。
日本のオバケって、そういうのあんまり聞かないですよね。因縁のある場所に立っているとか、物理的に手は下さないで呪うとか、まぁ基本的に同じかまってちゃんでも、察してくれるまで心情に訴えかけるタイプというか。
これって受け取るアンテナである、生きている私たちの性質が原因でそうなっているのか、死んでも国民性というかお国柄が反映されているのか、どちらなんでしょうね。不思議だなぁ~と思う。
それに日本だと、ある程度親しみがある、というかポジティブな存在の霊的なものを妖怪と言っている気もする。
アメリカでは幽霊が出る物件は家を守っている超常的な何かがいるという事で、高値が付いて良い意味で特別扱いをされるらしいのだけど、テレビでやっていたお家も子供の霊だった。夜に走り回ったり笑い声が聞こえるとか。それって日本だと座敷童では?と。もしかしたら、芸人さんより座敷童好きで有名な俳優さんを派遣した方が良かったのかもしれない。
幽霊ひとつをとっても、捉え方って国によって違うものだなぁ。
私に、そういう不思議ものとコンタクトがとれる力があったら良かったのに。全く。からっきし。
少しでもそういう力が有ったのなら、亡くなった友達や祖母がやってきた時に声が聴けるのに。
ここのところ、連日今年の春に亡くなった友達の夢を見ています。私が勝手に見ているのか、それとも、友達が何かを伝えたくて出てきているのか。彼女が生きていた時は、彼女の夢は殆ど見なかったのに。昨晩は彼女がどこかの団体に拉致されていて、それを彼女の友達や母親と救出する夢だった。とある場所に彼女を連れて来るという情報を入手して奪還しに行くのだけれど、こちらの情報が洩れていて、彼女は姿を現さず、夢の中で悔しい想いをしていました。
会いたいのに、彼女を一目でも見たいのに、それが叶わないからそんな夢を見たのかもしれないですね。
ご両親いわく、彼女はすごい暑がりで夏中クーラーを付けているので、帳尻を合わすために冬はどんなに寒くても年が明けるまでは絶対に暖房は使わなかったそうなのです。年が明けた瞬間に、暖房のスイッチをポチッと押すらしい。今回はこの年越しの儀式は行われない。そんな彼女の一つ一つのエピソードを、いろんな場面で思いだしてしまう。
もうすぐ年越し。彼女が良いオバケでご両親のそばにいてくれるなら、年越しの瞬間、暖房のスイッチをいれて、ここにいるよって教えてあげて欲しいなぁ。
アメリカのアグレッシブオバケなら、それくらいやってしまいそうだから(笑)日本のオバケもがんばれ!
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