242 蜂、再び
こんにちは。
昨日言ったいた蜂問題ですが。
ネットでもけっこう同じように、知らない間に蜂が室内に入っていたという事例があって、扉や窓が開いた瞬間に入ったのでしょうか?とか洗濯物についてきたんでしょうか?とか聞きつつ、クーラーから侵入はありえますか?と質問している方がいる。
数年前に同じことが起こった時、クーラーの室内機の構造を調べたんだけど、風は通るけれど、フィルターやら色々で生き物は通れ無さそうだなぁ……と思っていた。ネットにもそのようなことが書いてあって、ホッとしたのを覚えているのだけど。あ、その後Gは数ミリあれば通れるという情報で室内機から侵入はあると知りましたけれどね。でも、蜂って体の作りが無理そうだなって。
もしクーラーに蜂が留まっている決定的瞬間を見たとしても、前もって室内に侵入した蜂がクーラーに止まっているのかな?を払拭できない。
最終的にどうあっても疑惑が消えないこの問題に、私は終止符を打ちます。ズバリ、蜂はクーラーの室内機から室内に侵入します。
昨日、冷風が出て来る部分を粘着テープでふさいだのです。そもそもクーラーを使わない人なので、使用できない状態にしたって問題ない。
今朝、羽音がしたんです。でも小さな羽音だったので、窓の外のドレーンに来たのだな、と。起きる時刻までまだ時間があったので、気にしないで寝ることにしました。すると、ポツポツと小さな音もするのです。昨晩というか朝方は雨が降りだして、寝ぼけ眼で窓を閉めたので、まだ雨が降っているんだろうと。
しかし外を車が通る音が濡れていない。もしかしてまた蜂が入っているのか?と思ったけれど、網戸のテープはくっついていて隙間はない。
どこから音が?と探したら、クーラーの気口部分、塞いだ粘着テープとの間に蜂が閉じ込められていました。
ひぇぇぇぇぇ……マジでか。と。
ポツポツという音は、蜂が粘着テープの上を歩いている音でした。ブーンはもちろん少しだけ飛んでいる音。
そりゃね。ここで殺虫剤出してきて噴射すれば中の蜂もろともどうにかなるかもしれないのです。でもなぁ。それがしたくないのだから仕方がない。
とりあえず蜂に「なんでそんなところに出てきたの?、来た道を戻ったら外に出られるから思い出して戻って!」と。分かっているハズが無いとは分かっているけれど、蜂も内部の方へ頭を突っ込んだり探したりウロウロ。30分ほどはどうすればいいのか頭を悩ませつつ、「羽が粘着についたら取れないから飛んだらダメ」とか話しかけて……というか、やる事は分かっているけれど心が決まらない。だって、助けるには粘着テープで閉じ込めた蜂を一度部屋に出さないといけない。すぐに窓を認識して出て行ってくれるとも限らない。閉じ込めた事や、手が近くにある事で、攻撃機認定されるかもしれない。
それでも私がそれをしないと、この子は絶対に死んでしまうんだろうなぁと。多分カーテンが閉っている暗い部屋とは言え、室内機の内部よりも明るいから部屋側に出てきてしまったのでしょう。昆虫の習性で。という事は夜になっても解決はしない。
意を決してとりあえず、ドロバチに有効かどうかわからないけれど、黒い部分が少なくなるように髪をくくった。髪がね……腰を越えてますからね……ズボラで。そして網戸の無い方の窓を片面開けて、カーテンを開けて明るくするのもそこだけにした状態で、粘着テープの隅っこをカリカリと剥がし始めました。
カリカリの音が、攻撃と取られませんように……と祈りながら。
カリカリ音はお気に召さなかったのか、何にも気にしなかったのか分からないけれど、テープをはがそうとしている側と反対方向に歩いて行ってくれて。その間にテープを全体の三分の一強剥がし、テープの端を垂直に下ろした先の壁に貼り付けました。すると、蜂も出口が出来た~!こっちへ歩いてきたのだけれど、端っこまで来て、飛ぶのに苦労している様子でした。粘着テープの足場では飛びにくかったようです。それでも上手にどうにか飛び上がって、いくらかホバリングしたのち、窓から出て行ってくれました。
これ……いつまで続くんでしょうか……。学習、するんでしょうか?ドロバチは蜂の巣に一匹か二匹らしいのですが。来た道を戻るという事を覚えてくれないと、私はいつまでこの作業を毎朝……。まぁ大雨や風が強い日で無ければ可能ですが……
ドレーンをふさげば良い事は分かっているんですよ。でも網戸が開かないから出来ないのです……。前回の時は、園芸用のネットをホースにしばりつけたのです。一応ね。その時は室外機には巣を作るけれど、室内機には作らないと思っていたのですが、ほんと一応中の一応です。それもこれも網戸が動いたから出来た事。
でも年月が経ち、ネットはいつの間にかとれたんでしょうね。私の部屋の排水ドレーンは空中にあります。三階の。なのでGは来ないだろうと思っていたんですよ。……飛ぶのが上手い蜂が侵入しましたけれどね……。
あーあ……明日の朝がまた憂鬱です。しかし、かといって殺したくないんだよなぁ。Gなら迷わないのだけど。なんだろうな。この違い。昆虫差別ですね……でも嫌いすぎるものは、どうしようもないんだ……ごめん。蜘蛛にも優しくできるんだけどなぁ……
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