225 感想文

 こんにちは。


 発病から隔離期間の10日が過ぎましたが、さぁ~出かけるぞ!とはなかなかならないものですね。

 夏風邪だったら、ここまで長引くものなんだろうか……なんだか、ずーーっと喉や鼻の奥がモヤモヤして、しかも疲れやすく、ずっと眠いという……。

 私個人の健康状態の認識は、もう病気は治っていて、元気!という認識なのですが……なんだか体と乖離があるようにも感じます。この状態で体をだましだまし社会復帰し、ハードな日常に戻っている方々、本当にすごい!

 母親もほぼ一日中、うつらうつら寝ていますからね……コロナに罹った人たちは、ある程度本調子に戻るまで、仕事量などの面で優しくしてあげてほしいです、ほんと。



 ところで、夏休みも半分が過ぎたこの時期になると、夏休みの宿題としての読書感想文が色んな所で話題に上がるのですが。ほんと毎年のように状況が一ミリも変わらず、厄介者のような扱いをされているのが不思議で。こんなに厄介者扱いされる物なんだったら、ちゃんと書き方を教えてあげればいいのに。

 読書感想文は、宿題を出している側もよくわかっていないのに、無責任に宿題に出しがちなんですよ。そして宿題を見る親も、書き方を分かっていないし。正解が分からないのに、子供が書けるわけないのです。


 私は「とりあえず自分の工夫でどうにかなりそうなものは攻略してやろう」という気質と、小学校の二年間の間ずっと感想文が宿題だった為、膨大な試行錯誤が出来たという条件が重なったので、小学校高学年で読書感想文は攻略しましたが、こういう人はきっと稀です。

 だって本を読んでも、なんとなく面白い、なんとなく面白くない、くらいの感想で本当は良い物ですから。そりゃ中には、自分の考え方を劇的に変えてしまうような感動する文章も中には出会う事があるでしょうが、そんなのは稀です。本当はそういう時に感想文が書けたら書きたい事も自然に出て来るんでしょうね。


 私の場合は、無理やり題材を見つけて針穴のような一点を、話題として大きく広げるという手法でしたが。

 でも実際感想は「面白くなかった」でもいいわけで、それを成立させるには「どうして面白くなかったのか」を書けばいいだけの話なのです。

 感想なのだからタブーはない、という事を子供に教えて、それを約束して宿題を出すべきなのです。そしてもう一つ。あらすじを書かない練習もさせないといけないですね。


 自分の意見を心の中から拾ってくる事が苦手な子にとって、あらすじは一番手っ取り早い文字の埋め方ですから。自分の意見を言葉にして人に伝える練習なのに、逃げ道になってしまう。自分の意見を好き勝手書くことが出来る様になったら、感想文とはあらすじを書くよりも簡単な事なのに。

「面白くなかった」という事を、自分がどのような点でそう感じたのかを、みんなに納得いくように説明する。素直な言葉で、出来れば共感を持ってもらえる言葉で。それが感想文の手っ取り早い書き方。


 今日は夜のニュース番組で日本を代表するシナリオ作家さんが、感想文の書き方で「さいごに両親への感謝を述べる」という事を言っていて笑ってしまった(笑)

 力技ですねぇ~(笑)でも確かに脈絡が無くても「素直な言葉」「共感持ってもらいやすい」「大人は悪い気はしない」「笑ってしまう」と良い事尽くしです。コメディー色の強い作家さんなので、本気で推している訳ではないと思うけれど、確かにいい方法だと思いました。


 実は去年はもっとまじめに子供に向けた感想文の書き方をエッセイとして書いているので、興味がある方は去年の八月を読んでください。


 さぁ~、そろそろ何を読んで感想文を書くか決めないとヤバい時期ですよねぇ。

 学生も色々大変だなぁ。

 

 

 

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