5 絶対
こんにちは。
私はコザクラインコを飼っているのですが。
それはそれは、もう目に入れても痛くないほど、かわいいかわいい私の子供です。
過去最大で7羽くらいいただろうか?
今は2羽です。
男の子と女の子。どちらもかなり高齢になって来た。特に男の子はもう人間だと100才くらいなんじゃないか?と思うくらい。
毎日夜に放鳥をします。
昔は飛び回って悪さばかりしていたのに、今はもう2羽とも飛べず、女の子はまだ紙を細く噛んで遊んだりもするのですが、男の子方は私の手に包まれて寝るというのが日課です。
カゴの外で餌を少し食べて、お茶を飲ませてもらって、手のひらで寝て、私がせっかく外に出ているのだから少しくらいは遊んだら?と言って紙で遊ばせて、寝て……という事を1時間でします。
おててお布団は女の子と交代。ヤキモチがすごくて、順番待ちが大変です。
実力行使!とばかりに、私の爪を剥ごうとしてきたりします(笑)
もう本当にかわいくて、彼らの吐く息を全部吸っていたい、それくらいの変態度で愛しています。
その男の子を今日、事故で家族が踏んでしまったのです。
最後まで踏み込まなかったらしいのですが、壊れたおもちゃのように転がって、羽根が大量にもげて舞い上がって。
すぐに抱き上げたら、ショックで呆然としていました。
幸い、足には異常が無いようで、私の指をぎゅっとつかんでいました。
動悸ははげしく、通常程度に落ち着くまでは放鳥の時間内には至りませんでした。
他の骨や内臓の事は、隠すと思うのでわかりません。糞は血が混じったりはしていなかったですが。
彼らは隠すから元気なフリをするので本当のところが分からない。
もうそれから心配で心配で、何も手に付かず……
心がずっとざわざわしている。
いつもの様にケージに入れ、布をかぶせて寝かせているのですが。
事故後、私が抱き上げてしばらくは、大丈夫だよ~と言いながら抱っこをしていたのですが、やはり床を怖がって最終的には、なんだか私も怖がられてしまったような気がします……大声を上げてしまったからか、同じ人間のくくりでカテゴライズされてしまっ たのか……
もうそれもショックでショックで……
どうしたらいいんでしょうね。
こういう時。
小さな命とコミュニケーションをとる難しさを感じます。
全幅の信頼を寄せられているというのに、信頼に応えきれないという、裏切ってしまったという事実。
とにかく明日も同じ朝が迎えられますように。
明日と言わず、この先ずっと永遠に。
残酷な私は「時々インコにどこにもいかないで」と言ってしまう。
どこまでその言葉の意味を理解しているのか、分からないけれど、ちゃんと聞いている。
置いて行かれる者が苦しいのと同じように、置いて行く者も苦しいと知っているのに。
あぁ神さま。いくらなんでも突然はひどすぎますからね。
絶対ですよ。
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