第864話 これでもノーベル文学賞候補だったんだぞ
読書に一区切りつけたおくさん。
「三島由紀夫ってさ」
「うん」
読んでいるのはヘミングウェイ。
「小説家だよね?」
「小説家だよ?」
「でもみんな、三島由紀夫で真っ先に思い付くのは小説家なことや作品名より、『なんかテロリストみたいなことして切腹した』と『美輪明宏の友だち』じゃん?」
「同意を求めるには難しいラインかな」
「そういう意味じゃ、蛭子能収みたいなもんだよね」
「なんてことを」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます