第152話 お寺
山寺に行った時のこと。
奥の院なんかが急勾配な石段の上にあると、登るのも一苦労。
でも下りも結構大変なものだ。
急で一段一段の高さがバラバラな石段を、登りで太腿プルプルになった足で下らなければというのもあるけど、何より昔の人の足のサイズに合わせたのか非常に一段の幅が狭いのが本当に危ない。
「踏み外したらどうしてくれる」
「僕に言われても」
「仏に祈った直後に極楽浄土へ真っ逆さまとか、アフターサービス早過ぎなんだよ」
「真っ逆さまじゃ地獄じゃないかな……」
「牛丼屋より提供が早い」
「生臭物には負けられないんでしょ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます