第100話 百歳
「人生百年時代、君は百歳になったらどうする?」
「どうもしない。どうするような体力は百歳には無い」
「えぇ……、プランとかしたいこととか無いの……」
「あなたが生きてりゃなんでもいいや」
「!」
「私は死んでてもそっちが生きてりゃ」
「いや、自分が死んでたら百歳になれないでしょ」
「何歳でもいいけど、先に死なないでよ」
「それって……!」
「介護も看取るのも喪主もクッソメンドくさい」
「でしょうな」
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