第36話 リクエスト

 よく「『晩御飯何がいい?』って聞いて、『なんでもいい』が一番困る』」という話を聞く。


だから僕はなるべくリクエストを出すようにしている。


だからか僕が料理当番の日に「何食べたい?」って聞くと、おくさんも必ずリクエストをくれる。


ただしおくさんは三十分後には食べたいものが変わっているので全く意味は無い。



 そう言えば「リクエストをしたら『食材が揃ってないから無理! 出せるものにして!』と怒られた」という話も聞く。


僕がうっかりそういうオーダーをしてもおくさんは怒らない。


豚キムチ(キムチ抜き)とかがしれっと出て来るだけだ。


割と美味しい。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る