第8話 家事分担

 家事は「僕がやる分」と「おくさんがやる分」と「手が空いてる人がやる分」の三つに分けられている。


在宅ワーカーおくさんは仕事の作業中にも時間を作って「手が空いてる人がやる分」をこなそうとしてくれる。


おくさんだって働いてるんだから、そこまで頑張られると申し訳なく思う。


「実質君がやる分になるんじゃ分担の意味が無いから、仕事中に時間作ってやらなくていいし、残せる家事は僕に残しておいてよ」


と言っても


「あい」


と答えた挙句、結局やっちゃう。


そんなおくさんが唯一「おくさんがやる分」も僕に任せるのが、


録画した『刑事コ◯ンボ』と『古畑◯三郎』見てる時。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る