第18話 先輩とのコラボ解禁

その日は学校は休んだ。何故かって?そんなの決まってる昨日は、嫌今日の朝の6時まで蓮夜さんに連れ回されてたからだ。


和人『うぅ〜、だる。普通高校生を朝6時までいい大人が連れ回すかよ.... ありえねぇ。』


起きた時には既に昼の12:00を過ぎていた。


和人『マジかよ。もう12:00過ぎかよ...... そういえば今日から先輩達とのコラボが解禁されるんだっけか。ん?通知.....?』


スマホの通知が鳴ったので開いてみると、【蓮夜☆】からLINEが来ていた。


【蓮夜☆】『今日学校休みなんだって?和人くんのお母さんから聞いたよ。今日は先輩とのコラボ解禁の日だから、今から配信しといて。どうせ今さっき起きたんでしょ?もししなかったら..... 何するか分かんないや笑 じゃ宜しくね〜』


というメッセージが送られてきた。とりあえず今度一発殴ろう。

にしても、今から配信か...... めんどくさいが、何されるか分かんないし、やるしかないか。


ツイートしとくか......


ラルク/RARUKU😈@VLIVE5期生@raruku_vlive

20XX/6/XX

今から配信するわ。

リプ rt ♡


これでよしと。じゃあやっていきますかぁ〜。


ラルク『はい、こんラルク〜!VLIVE所属5期生の吸血鬼ラルクだよ〜。てことで今日はまぁ一応雑談枠なんですけど...... 少し重大発表もあるということでやっていきたいと思います。』


確かまだ視聴者にはコラボ解禁の話は伝わっていない筈だ.......


[こんラルク〜]

[こんラルク〜!]

[こんラルクー!]

[重大発表か?なんやろ?]

[分からんな。けどこの時期となると..... 先輩とかのコラボ解禁説が濃厚じゃないか?]

[あぁ、それ。確かにありえるかも。]

[そういえば昨日の椎名ちゃんの誕生日LIVEでラルクがいきなり出てきたのビビったww]

[マジそれw 唐突すぎて椅子から転げ落ちそうになったわw]

[ねぇ〜、今日の雑談はそうする事になった経緯を話してよぉ〜]

[それ面白そうだな。]


何人か勘が良い奴がいるな。にしても......


ラルク『その話か....... うーん、ちょっと待ってて、マネに話していいか聞いてくるわ。』


[りょ]

[了解]

[いってら]

[いってらっしゃぁーーい!]

[いってら!]


配信画面から離れ、部屋を出て蓮夜さんに連絡する。2回目のコールですぐ出てくれた。


和人『あの蓮夜さs))『うん、和人くんの言いたい事は分かってるよ。とりあえず一部の......和人くんが話さなくて良いと思う事だけを伏せて視聴者に話す上なら問題は無いよ。てことで頑張ってね〜!じゃ』


俺の耳には通話が切れた後の音が鳴り響く。


和人『あの人今度マジでぶん殴ろう。とりあえず配信に戻るか。』


とりあえず俺は少しだけイラつく感情を抑えながら、配信画面に戻る。


ラルク『は〜い、てことでマネから許可貰ったんで流石に一部は伏せさせて貰いますが、出来るだけ眷属の皆に伝わる様に話していこうかなと思います。』


[おけ。]

[了解]

[りょ]

[りょうかい]

[ラルク最強!ラルク最強!ラルク最強!]

[そういうコメントが一番しょうもない]


その後は40分くらい掛けて、大事なところは伏せた上で視聴者の人に話した。それを聞いて色々な反応を見せた視聴者の人達だった。


ラルク『とまぁ、こんな感じかな。結構面白い経緯だったでしょ。ん?あれもう40分も経ってたんだ。てことでこんな話の後で申し訳無いんですが、重大告知?しときたいと思います〜』


[あの話の後に重大告知かw]

[面白い順番だなw]

[さてどんな告知だろうな。]


ラルク『えーと、今日から5期生の皆は先輩達とのコラボが解禁されるらしいですよ。嬉しいですねー(棒) てことで、今回はこれで終わり!じゃ!眷属の皆おつラルクー!』


この配信は終了しました。


[えww]

[なんてひどい終わり方なんだww]

[流石に草]

[にしても先輩コラボ解禁か....]

[面白くなりそう]

[#止まらないVLIVE]

[どっかで見た事あるようなハッシュタグだな。]

[VLIVE最高!VLIVE最高!VLIVE最高!]


配信を終えた俺は、寝る気分じゃないのでA◯EXをやっていた。


和人『はぁ..... 俺いつまでこれ続ければ良いんだろうなぁ〜。』


その時の和人は知る由も無かった。両親がとんでもない事をしている事に.....


父『フッフッフッ、母さん。これであいつはVtuberを続けるしかないだろう。』


母『そうね。父さん。これであの子ももっとVtuberに時間を掛けれるようになるわ。』


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