第Ⅱ章 第23話 ~あいつに魂(アニマ)を喰われたら、君はもう二度と……っ~
「見つけたぞ、
聞き覚えのある
――まっ、まさか……っ
ノイシュは無意識に
そして、彼はそこにいた。あの尊大な言動は忘れようもない――
――大神官、エスガル……ッ
圧倒的な
「さきの戦い以来、お前をずっと探していたのだっ……私以外に【
義妹は何も言わず、ただ重苦しい表情を浮かべながらエスガルを
「どうやら
「おそらく
大神官の言葉を聞き、ゆっくりと首を横に
「……今のお言葉で、ようやく分かりました。……もうエスガル様は、
彼女の
「他人の
「だから何だと言うのだッ」
「
エスガルが錫杖を強く地に打ちつけた直後、その身体が
「圧倒的な破壊がなければ、この乱れきった世の中は収まらん……ッ」
次の
「さぁ、貴様も我が
静かに大神官を見据えていた義妹は、やがて静かに
「こうするしか……戦うしか……ッ」
直後、義妹の身体から
「だめだっ、ミネア……ッ」
ノイシュは思わず声を発した。何とか立ち上がろうとするものの、左腕は
「あいつに
ノイシュがそう口にすると、無意識に
――それに、たとえ
ノイシュはそれ以上、言葉にすることが出来なかった。
「ごめんね、ノイシュ」
頭上から降り注がれた少女の声は、いつもの優しさをたたえていた――
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