赤い糸、さようなら

小指の赤は運命の赤

左手の薬指は一生のプラチナ

時を刻む時計は左手首に

いつでも持っている鞄は革に

当たり障りのない格好をして

影口を叩かれるようなことをしない

割と普通、少し高嶺

まあ、どうでもいいや


確実に言えることは

背中を見送っているということ

赤い糸ではなかったということ

普通は普通でいいながら

頭の中では上であるし

行動も一番を心がけて

イイフリしてる

アクセサリーも

「もってたら出来る人」ぽくした

模造品、ハリボテ、切り売り

そんなのが好かれる訳がない

特に勘が鋭い人は適切な距離を保ってくれる

今回は、今回だけは違った気がしたのに


赤い糸は切れました

さようなら、勘違い

こんにちは、惨めなワタシ

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