第49話 遊園地
先日、日本最古の遊園地、「浅草花やしき」に主人と2人で行ってまいりました!開園が1853年ですから、昭和どころか、大正、明治も超えて、江戸時代です。
昭和の香りを残した小さな遊園地で、ローラーコースターは国産初、現存最古だそうで、絶叫好きの私たちは一番に乗りました。今や色んな絶叫マシーンができていますが、こちらは安全ベルト一本、しかも、国産最古だからガッコンガッコン、老体が痛むのではないかと別の意味で怖さを感じました。そう言いながらも、フリーパスを買って、夫と2人で最前列と最後列、2回も乗ったわけですが、結論から言うと最後列の方が怖くて、短いながらもなかなか迫力がありました。身体は若干痛かったけど、問題なし! 大丈夫でした。
その他ののりものはメリーゴーランドとか飛行機とか、スワンとか、よく見かける物がほとんどです。そんな中に忘れ去られた昭和の傑作を見つけました!
「びっくりハウス」
皆さんは入ったことがありますか? 私は小学生の頃あるのですが、記憶の中から完全に消えていました。
「びっくりハウス」は、お家の中に入ると、向かい合わせのソファーがあって、壁には鏡や絵が飾ってあり、可愛い感じのお部屋です。ソファーに座るとゆらゆら前後に揺れ始め、そのうちぐるんぐるん回り出し、ソファーから落ちそうに……。おそらく、ソファは揺れるだけで、周りのお部屋だけ回転して、落ちそうになる錯覚を起こさせているのだと思いますが、シンプルなのになんともお見事な仕掛け。ディズニーランドやUSJのように、お金のかかった技術は使っていないのにこの面白さ!おまけに、小学生の頃を思い出して、エモエモ気分も味わえました。
1時間ほどで、フリーパス2800円分の元を取った私たち。周りを見れば親子連れか、カップルか若者しかいなかったのですが、まあ、旅の恥はかき捨てだし……と心の中で言いながら、思い切り堪能してお昼前には出ました。
ふりかえれば、私が幼い頃はデパートだと勘違いしていたスーパーの屋上が私の「遊園地」で、ゴーカートや射撃のゲームが好きでした。初めてエアートランポリンに入った時は衝撃でした。小学生の時に広島ナタリーがオープンして、なんと、専属CMキャラクターはデビューしたばかりのキャンディーズでした。年下の男の子がヒットするのはもっと後のことなので、まだ無名ですが、何度か広島に来ています。観覧車は今みたいに冷房が効いてなくて暑かったですね。高校生になると、デートの時は観覧車に乗って一番上まできたら……というのが憧れでした。
幼い頃は「遊園地」というワードだけでもワクワクしたものですが、皆さんも色んな思い出があるのではないでしょうか。
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