第5話 裏組織 貴腐人騎士団

女性の高貴な淑女の中、好事家が

集まり闇の中で敵味方派閥関係なしに

パイプを無作為に広げ


王族や貴族はては

上級国民まで特異な本

BL本この世界では

【ブルーレジェンド】と呼ぶ

【美しい伝説的な幻想的な男性】が絡み合ったものが書かれた本や

コミケのパンフ

【経典】これの価値が高騰し続けている

下手な宝石よりも価値が出てきている


おおっぴらに探して買い叩くことが困難であり

価値がわからず処分されてきた歴史もある


普通の冒険者が見つけてもどこで

売ればいいのか、わからない代物


コレの解明は下部組織の腐女子と言われる

学者により進められ

等級や価値ランク付けが行われている

なんのために作られたのか?

その謎もまだ謎のままである


この国の主の教皇が女性であり

冒険者からの成り上がりなので


普通の騎士団の他

女性の騎士団も新設されており


宗教の教えは教皇が行うが

政治を担当する王族や補佐をする

貴族の公爵家それの裏の出資で

存在するはずのない


九番目の裏組織 闇の騎士団ができている

騎士団と言うのは名ばかりで

ブルーレジェンドの収集

解析、裏布教、信者信徒の獲得

新しい世界に引き摺り込む使徒たちである


【腐女子】でも狭き門を潜る

【超エリート層】だけが辿りつける騎士団

能力の他に家柄や資金力まで求められ


腐女子の上級職【貴腐人】に到達できたものの

集まりである


そこへ打算を持ってクリスが訪れる

男子禁制、女神の園と事情の知らないものは

そう言う幻想を抱く場所である



「エルフリーデさま、例のアポイントを取った客が門に現れました、いかがなさいますか?」


「丁重に迎えて裏口から通せ!」


例の客とはクリスである!

頭がよく鑑識眼もありある程度はこちらの

事情もつかんでおり取引に来た!


端的に言うと共闘の追加戦力の補充目的である


「二人で話したい席を外せ!」


エルフリーデ知将であり裏工作や取引

謀略に長けていて上から目線で

見てやるつもりでいた!


存在がバレない様に仮面舞踏会用の仮面をつけ

応接間で合うが


「初めましてクリスと申します!」


「知性と美貌を兼ね備えたエルフリーデ様に

面会できるとは光栄です!」


こちらがバレてるか

裏組織で表舞台に出ない存在なのに熟知してるとは何者だ?一瞬フリーズして考える


「警戒させたくないので私の正体を

告白しますが、

旧約聖書 教典捜索の

【裏組織13課】の者です!」


「今回は私の独断なので上のものは

知りません」


「【闇蜘蛛クリス】か」


こちらに引けを取らない

秘密組織のエージェント


諜報やパイプが蜘蛛の巣の様にこの国に

こいつの才能のみで広げられている

と聞いたことがある、

野心家で枢機卿から次世代の教皇まで

狙っているとかまで噂されたこともある


【狡智のエルフリーデ様】の異名には

遠く及びません


「取引と対等な共闘の話があり訪れました!」

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