2-5

 なずなと仕事の帰りに、食事に行こうってなって、ドイツレストランに居た。私、カスラーとかソーセージが好きだから。


「すずり あれから、石積さんとこ行った?」


「ううん 行って無いよ なかなか一人じゃぁね」


「そーなんだ すずりは、会いたくないの? まんざらでもなかったみたじゃぁない」


「最初は、優しいし、良い人だとは思ったんだよ でも、あの人とお休み合わないし、続かないかなって」


「だよねぇー あこがれの人なんだけど、現実的なこと考えると、私も、ちょっとなって・・ でも、私もね、あいつとはあれっ切りだし、さえないよねー すずりは?」


「実は、この前に同じビルの人と遊びに行った。まだ、付き合うまでいって無いけどね」


「そうなの 私もね、取引先の人と食事なんかに行くけど、何か、燃えてこないんだよね 好きなんだかなんだかわからない」


「何か、高校大学と時期を逸したよね もう、年なんかなぁー」


「高校大学の時って、すずりなんか、キリットして男を寄り付けませんって雰囲気だったもの」


「そういう、なずなだって、告白されても、相手にしなかったこと何回もあったじゃぁ無い」


「それは、お互い様よ すずりに告白した男の子なんて、はたで見てて、可哀そうだったわよ」


「そんなことあった?  だって、熱意が感じられないんだもの 勉強に集中していたし」


「私等、こんな可愛いのに・・ 今までの、天罰かもね」


 笑って、すますしかなかった。

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