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なずなと仕事の帰りに、食事に行こうってなって、ドイツレストランに居た。私、カスラーとかソーセージが好きだから。
「すずり あれから、石積さんとこ行った?」
「ううん 行って無いよ なかなか一人じゃぁね」
「そーなんだ すずりは、会いたくないの? まんざらでもなかったみたじゃぁない」
「最初は、優しいし、良い人だとは思ったんだよ でも、あの人とお休み合わないし、続かないかなって」
「だよねぇー あこがれの人なんだけど、現実的なこと考えると、私も、ちょっとなって・・ でも、私もね、あいつとはあれっ切りだし、さえないよねー すずりは?」
「実は、この前に同じビルの人と遊びに行った。まだ、付き合うまでいって無いけどね」
「そうなの 私もね、取引先の人と食事なんかに行くけど、何か、燃えてこないんだよね 好きなんだかなんだかわからない」
「何か、高校大学と時期を逸したよね もう、年なんかなぁー」
「高校大学の時って、すずりなんか、キリットして男を寄り付けませんって雰囲気だったもの」
「そういう、なずなだって、告白されても、相手にしなかったこと何回もあったじゃぁ無い」
「それは、お互い様よ すずりに告白した男の子なんて、はたで見てて、可哀そうだったわよ」
「そんなことあった? だって、熱意が感じられないんだもの 勉強に集中していたし」
「私等、こんな可愛いのに・・ 今までの、天罰かもね」
笑って、すますしかなかった。
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