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家に帰ってきて、直ぐに、お風呂に入ろうとした。
「すずりちやん、俺も一緒なのか」
「なんでー いつも、一緒だったじゃない」
「それはー 今までは、お互い、子供だったから」
「べつに プチとだったらいいよ それに、あなたには、見えないじゃぁないの まだ よく、わかんないのよ プチと一緒って でも、なんだか、うれしいわ」
脱衣所で身体拭いていると 「すずりちゃん 胸も成長したね」
「なに言ってんのよ 見えないんでしょ」
「鏡に映っているの見た 白くて、きれいだよ」
「あのさー プチ 割と、エッチなの? 変だよ、プチって私のなんなの? お肉あげないよ」
「ごめん もう、言わない でもさ、変なのはすずりちゃんだよ 俺は、猫なんだよ」
お風呂から出て、私は缶ビールを開けていると、チッチが足元にすり寄ってきた。そうだ、プチが戻ったんだ。お肉忘れていた。お皿に出して、あげているとおいしそうに食らいついていた。
「あら さっき、ご飯あげたのに 生のままって、ダメよ 虫がわくから でも、そんなに、お肉食べたかしら チッチって」と、お母さんが言っていた。
「だって プチが食べたいって言ったんだもの」
「すずり なに言ってるのよ チッチでしょ あなた、まだ、プチのことを・・ さっきも、お風呂で、独りでなんかしゃべていたし なんか、おかしいわよ 大丈夫?」
私が、2階へ行くと、チッチ(プチ)が付いてきた。ベッドに寝そべって、頭を撫でながら
「プチ なんか、心強いよ 帰ってきてくれて、ありがとう」と、言うと
プチは、私の耳と髪の毛を舐めてくれていた。
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