86400秒。

朝、目覚めてから、

夜、眠りに就くまで。

眠ってからも。

いつもいつも、

頭の中にはあなたがいて。


朝日の中の雑草や、

庭の花を優しく打つ小雨や、

昼なのに、冬の夕暮れみたいに曇った空や、

茜色に染まった雲や、

闇の中に浮かぶ三日月や。


そんな何でもない景色さえも、

あなたと感じられたなら、

きっと素敵に思えるんだろうな、って。


そんな風に毎日、

あたしの86400秒は、過ぎてゆくんです。

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