480_【社会の闇】料理に使われている砂糖は年々増えている #社会 #食べ物

「1894年11月27日の和歌山県海草郡和佐村千旦ノ木で生誕した松下幸之助は『塩の辛さ、砂糖の甘さは学問では理解できない。だが、なめてみればすぐ分かる』と言ってます。まさに百聞は一見に如かず、習うより慣れろ、です」


「やっほー、人生よくなってる読者様。使える知識をお届けする世界一の美女サクラです! 今回は『【社会の闇】料理に使われている砂糖は年々増えている』のお話をしますよ」


「では、よろしくお願いします」


「読者様、砂糖は好きですか?」


「え? 『甘くて美味しいから大好物』ですか。わかります、美味しいですよね」


「砂糖は美味しい一方で、不健康な食材としても有名です」


「砂糖の過剰摂取は糖尿病を始め、肥満、免疫力の低下、認知症、うつ病などの病気と関連しています」


「そこで、多くの読者様が砂糖をあまり摂取しないように気を付けていると思います」


「ですが、その努力、水泡に帰するかもしれません」


「今回は、社会の闇に迫るようなお話をしたいと思います」


「世界の真実を知りたくない読者様は今すぐ、元のページに戻ってください」


「参考文献はオーストラリアのディーキン大学の研究になります」


「研究者は、2007年から2019年に販売された食品に含まれている砂糖の量を調べました」


「研究の内容としては、以上です。世界中の食品から砂糖の量を調べただけです」


「さて読者様、砂糖の量は、昔と比べて今はどうなっていると思いますか?」


「増えている? 減っている? それとも横ばい?」


「砂糖の需要は年々増えているのでしょうか?」


「最近では健康志向が叫ばれています。砂糖の需要は減っているのでしょうか?」


「それとも、10年20年では砂糖の使用量に変化はないのでしょうか?」


「はたして、砂糖の量はどのように変わったのでしょうか?」


「食品の砂糖の量を調べた結果、砂糖の量はーー」


「世界的に増えていました!」


「特に飲み物に使われている砂糖の量が大幅に増えていました。2007年の飲料に比べて、2019年の飲料では砂糖の摂取量が13%から40%も増えていました」


「読者様、昔と比べて太りやすくなった、と思ったことはありませんか?」


「それ、代謝が落ちている以外に単純に砂糖の摂取量が増えて増えているからかもしれません」


「ジュースに限らず、お茶などにも砂糖が使われてます。ガバガバ飲んでいたら太る原因です」


「昔と同じ量を食べても、砂糖が増えていれば太りやすいのは当然です。砂糖を気にしないと痩せることは難しいです」


「飲料では13%から40%増でしたが、食品でも砂糖の量は増えています」


「食品では砂糖の量が9%増えていました」


「数字としては低いですが、毎日の積み重ねはバカになりません。昔と比べて食欲がなくなった、と思っても砂糖が増えていれば太ります」


「お店で買った料理には大量の砂糖が含まれていることを覚えておきましょう」


「研究者は、砂糖だけでなく人工甘味料についても調べています」


「その結果、あることを行っている地域では、人工甘味料が増えていることが判明しました」


「あることとは、砂糖の過剰摂取を防ぐキャンペーンです」


「砂糖は健康に悪いから、砂糖の摂取を制限しましょう、と呼び掛けている地域では、砂糖の代わりに人工甘味料の使用量が増えていました」


「人工甘味料はカロリーは少ないですが、糖尿病や心臓病のリスクを上げます。それ以外に、腸内環境を乱すこともあり、砂糖と同じくらい健康に悪いものです」


「読者様、砂糖を使ってなくても人工甘味料を使っていたらアウトですよ。覚えておきましょう」


「では一体、どうして砂糖の使用量が年々増えているのでしょうか?」


「答えはシンプルです。砂糖が美味しいからです」


「生物学的に人は甘味を好むように進化してきました。太古の昔、甘味は重要なエネルギー源でした。甘味を優先して確保するために、甘味を好むようになったのです」


「そのため、人は甘いものを無条件で好きになるようにプログラムされているのです」


「つまり、企業からすると、料理に大量に砂糖を入れると消費者に美味しいと感じてもらえるのです」


「美味しいと感じてもらったら、また購入してもらえます。なので、企業は大量に砂糖を入れるのです」


「ですが、人は慣れる生き物です。大量に砂糖が入っていても、慣れてしまえば、美味しさが半減してしまいます」


「どうすればいいのか? 答えは簡単です、砂糖を足すのです」


「さらに大量の砂糖を足すことで、もう一度消費者に美味しいと感じてもらえます」


「また、消費者が味に慣れたら砂糖を足す。このループが繰り返されるので、年々砂糖の使用量は増えていくのです」


「読者様、昔に比べてお店の料理が美味しくなったと思ったことがありませんか? それ、企業が美味しい料理を開発したのではなく、砂糖を大量にぶち込んだ結果かもしれません」


「お店の料理を買っている限り、砂糖を減らすことはできません。太りたくない、病気になりたくないのなら、砂糖の少ない料理を手作りしましょう」


「提供されたものを選んでいるのは弱く、最強なのは作る側ですよ、って所で今回のまとめです」


「研究者は、昔の食品と今の食品に含まれている砂糖の量を調べたよ」


「すると、昔に比べて砂糖の使用量が増えていることが判明したよ」


「同じ量を食べても、砂糖の量が増えていたら健康に悪いよ」


「砂糖が気になるのなら、お店の料理は買わない方がいいよ」


「それと、砂糖を使ってなくても人工甘味料を使っていても健康に悪いよ。覚えておいてね」


「ただ、砂糖の量が減っているのも確認されました」


「高所得の国では、飲料に含まれている砂糖の量は22%減っていました」


「どうやら、高所得の国では健康志向が好まれるので、甘くて美味しいものより健康を意識した商品のほうが売れるみたいです」


「今後、低所得、中所得の国が経済的に成長したら世界的に砂糖の使用量が下がるかもしれませんね」


「まあ、未来がどうなるかなんて、誰にも分かりませんが……」


「ということで、今回は『【社会の闇】料理に使われている砂糖は年々増えている』のお話でした。読者様の人生の潤いになれば嬉しいです」


「最後まで、ありがとうございます。高評価や応援コメント、お願いします」


「読者様が『こんなことが知りたい』というリクエストも受け付けてます!」


「次回の『イケメンと結婚するのは不幸の始まり』で、お会いしましょう!」


「もしくは、読者様が気になるお話でもいいですよ。目指せ、知識の宝物殿。バイバイ」



参考文献

Global trends in added sugars and non-nutritive sweetener use in the packaged food supply: drivers and implications for public health

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る