473_死を意識したらストレスが減る #人生 #ストレス
「古代ローマの最大の野心家との呼び声高いガイウス・ユリウス・カエサルは『死は必ず訪れる結末だ。来るときには、来る』と言ってます。どんなに偉業を成し遂げても、死は平等に訪れます」
「やっほー、人生の悩みが減っているに違いない読者様。知ってて損のない知識をデリバリーする世界一の美女サクラです! 今回は『死を意識したらストレスが減る』のお話をしまーす」
「では、よろしくお願いします」
「読者様は死にたいですか?」
「まあ、こんな質問をされて、『死にたい』と答えるような人はここには来てないことでしょう」
「ですが、死、そのものについて考えることは決して悪いことではないのです」
「実は、自分の死について考えたり、身の回りの人の死について考えることにはメリットがあるのです」
「今回は、死を考えると得られるメリットについてお話ししたいと思います」
「読者様も自分がいつ死ぬのかなど、考える機会にしてください」
「参考文献はアメリカのワシントン大学の研究となります」
「研究者は、過去に行われた自殺や自傷行為に関する研究を38件集めました」
「自殺を考えている人にアンケートを行って、自殺に繋がる考え、感情、行動を調べています」
「そして、自殺や自傷行為について考えると、どのような変化があるのか分析しました」
「さて読者様、自殺について考えると得られるメリットとは何だと思いますか?」
「死について考えることで、命の大切さを再確認できるのでしょうか?」
「傷つける行為はよくないと考えて、優しくなれるのでしょうか?」
「それともお金でしょうか? 長生きするために貯金を頑張るのでしょうか? 反対に死んだらお金は無価値になるから散財するようになるのでしょうか?」
「はたして、死について考えるとどうような変化があるのでしょうか?」
「分析の結果、まず判明したのは自殺や自傷行為の前にはとても強いストレスを感じていることでした」
「まあ、そうですよね。ストレスを感じているから、自殺や自傷行為に走ってしまうのでしょう」
「ですが、そのとても強いストレスは、自殺や自傷行為をすると軽減していることも判明しました」
「要するに、死について考えると、ストレスが軽減するということです」
「読者様、強いストレスにさらされたら、自分の死について考えてみましょう。きっとストレスが和らぎますよ」
「ただ、死について考えるとストレスが軽減する理由は判明していません」
「個人的には死について考えると、今の状況が最悪の状況でないことに気づきます。そのため、最悪に比べたらマシだから、ストレスをそんなに強く感じない、と考えています」
「それと、死について考えるメリットは他にもあります」
「たとえば、死について考えると運動能力がアップするなんて研究があります」
「バスケをしてもらうのですが、試合前に死について考えたプレイヤーはパフォーマンスが30%ほど上昇していました」
「他にも、ドクロのシャツを着て、フリースローを行ったらゴールに入る確率が30%ほどアップしていました」
「死について考えると、死にたくない、という思いになります。生き延びるために、全力を出すのかもしれません」
「いわゆる、火事場の馬鹿力ってやつです」
「読者様、死について考えることは決して悪いことではありません。もしかしたら、隠された能力を目覚めさせるきっかけになるかもしれません」
「隙間時間に死について考えてみてはいかがでしょうか?」
「死については以前に”039_死に直面した人は何を感じるのか?”でも取り扱っています。合わせて考えてみてください」
「死は誰にも等しく訪れます。読者様、死から目を背けないようにしましょう。死を思えば、時間が有限であることも気づけます。ダラダラ過ごす日々とおさらばできるかもしれません」
「ただ、『死にたくない』とだけ考えるのはよくないかもしれません」
「死について考え、人生を見直すことでメリットを得られます。単に願望を垂れ流すだけでは何も得られません」
「死と向き合って、死ぬまでにしたいこと、これから何ができるか、今まで何をしてきたか、などを考えるのがいいのではないでしょうか?」
「死をネガティブに捉える必要はないかもね、って所で今回のまとめです」
「研究者は、過去の自殺や自傷行為に関する研究を集めて分析をおこなったよ」
「すると、死について考えるとストレスが軽減することが分かったよ」
「定期的に自分の死について考えれば、人生を見直せて、ストレスの少ない有意義な生活を送れるかもしれないよ」
「読者様も、死を連想させるものを身近に置いてみてはどうでしょうか?」
「ドクロだったり、死神だったり、喪服だったり、お墓だったりです。人によっては月が死の象徴だったりします」
「死について考えれば、人生に変化が起こるかもしれません」
「ただ、今回の研究は対象者の80%が女性で、75%が白人でした。人種や性別の多様性が低いのが難点です。比較的若者が多かったみたいです」
「その他にも、どうしてストレスが自殺や自傷行為に繋がるのかも判明してません」
「今後に課題の残るものとなっています」
「まあ、ともかく死について考えることは悪くありませんので、読者様はメカニズムは気にせず、使ってもいいのではないでしょうか?」
「副作用もなさそうですし。ストレスを感じたら、死に思いを馳せましょう」
「ということで、今回は『死を意識したらストレスが減る』のお話でした。読者様の人生の潤いになれば嬉しいです」
「最後まで、ありがとうございます。高評価、コメント、お願いします」
「読者様が『あれが知りたい』というリクエストも受け付けてます!」
「次回の『犯罪を減らしたければイヌを飼え』で、会いましょう!」
「もしくは、読者様が気になるお話でもいいですよ。目指せ、知識の宝物殿。バイバイ」
参考文献
A meta-analysis on the affect regulation function of real-time self-injurious thoughts and behaviours
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