425_家族の幸せはあなたの上司が決める #幸福 #ビジネス

「アドラー心理学でおなじみのアルフレッド・アドラーは『理不尽な上司や学校の先生に、むりやり認めてもらう必要はない。市場価値の高い人間になればいい。より大きな共同体で考えればいいのだ』と言ってます。自分しかできないスキルがあれば、自ずと社会から認められます」


「やっほー、人生よくなってる読者様。使える知識をお届けする世界一の美女サクラです! 今回は『家族の幸せはあなたの上司が決める』のお話をしますよ」


「では、よろしくお願いします」


「読者様の上司はどんな人ですか?」


「優しいですか? 怖いですか? 手取り足取り教えてくれますか? 放任主義ですか?」


「上司にも色々なタイプがいると思いますが、上司によって部下の幸せが決まります」


「とはいえ、上司によって幸福度が左右されるのは何となく理解していることでしょう」


「相性の合わない上司だとストレスになりますし、気が合うなら楽しいです」


「しかし、上司によって左右される幸福度は読者様自身に限らないのです。読者様の家族にまで波及することを知っていますか?」


「今回は上司の性格が家族の幸せに影響する、ということをお話ししたいと思います」


「参考文献は中国の内モンゴル大学や北京大学の研究となります」


「まず、研究者は不動産会社1社ととIT企業2社から従業員を207人集めました」


「参加者にアンケートを行って、上司はどんな人か? 仕事と家庭は円満か? について聞き取りしました」


「だけでなく、参加者の家族、具体的には配偶者にもアンケートを行いました。家族の満足度やコントロールの必要性を確認しました」


「要するに、上司の性格によって、家庭にまで影響するのではないか? そんなことを確認したかったのです」


「そして、分析の結果、上司のタイプによって、家庭の満足度が変化することが判明しました」


「ここで読者様に問題です」


「家族まで幸せにしてくれる上司とはどんなタイプでしょう?」


「優しい上司ですか?」


「優しく接してくれる上司はストレスフリーで、家庭にもいい影響があるのでしょうか?」


「気を配ってくれる上司ですか?」


「仕事だけでなく、家庭にも気を配ってくれる上司は家庭には欠かせないのでしょうか?」


「それとも反対に怖い上司ですか?」


「仕事で嫌なことを経験して、家庭で上司の愚痴をこぼすことで円満になるのでしょうか?」


「はたして、どの上司が幸せを運んでくれるのでしょうか?」


「分析の結果、慈悲深い上司が家庭を幸せにしてくれました!」


「上司には二つのタイプがいることが判明しました。一つ目は慈悲深い上司。もう一つが権威主義的な上司です」


「慈悲深い上司とは、部下のサポートをしたり、仕事ができるように指導をしたり、お金に困っていたら貸してあげたりします」


「他にも、部下の結婚式などに出席するような上司です」


「このような慈悲深い上司の元で働くと、当人だけでなく家族まで幸せにしてくれます」


「家庭で問題が起こっても、サポートしてくれたり、優遇してくれます。配偶者も不安が減り、安心できるので、家族が幸せになります」


「読者様も家庭の幸せのために、慈悲深い上司の元で働きましょう」


「対して、権威主義的な上司とは、権威と規律を重視する人のことです。部下を支配したり、従うように要求してきます。そして、命令に従わない場合は、叱責します」


「また、過度な仕事を課すなどの弊害もあります」


「このような権威主義的な上司の元で働くとストレスが溜まります。そのストレスの捌け口は家庭になります」


「ストレスを向けられる家族は嫌な思いをするので、結果として家庭の満足度は減少し、幸福度も下がります」


「読者様、上司の性格による影響は部下だけに留まりません。家族にも波及します」


「ですので、慈悲深い上司の元で働けるように、上司は見極めましょう」


「また、自分が上司になった時、部下に権威主義的な態度は取ってはいけませんよ。その行為は、部下の幸せを奪うだけでなく、部下の家族の幸せを奪うことになります」


「恐ろしいことに、権威主義的な上司は部下を故意に傷つける意図はありません。欲しいのは、自分の手足のように動く部下です」


「自分が部下をコントロールしているという心理的なニーズを満たすために行動しています」


「決して部下をいじめているわけではありません」


「会社の中には部下をいじめる上司がいます。このタイプの上司は私利私欲のために動きます。部下の手柄を横取りしたり、部下の能力を低く評価したりします」


「権威主義的な上司とは別物となりますので、注意してください」


「他にも、権威主義的な上司の元で働くと仕事ができなくなります」


「権威主義的な上司は自らの権威を高めるために重要な仕事の情報を部下に隠すことがあります」


「すると、部下は限られた情報で仕事を進めますので、ミスが増えたり、無駄に時間がかかるようになります。労働環境の悪化にも繋がりますので、権威主義的な上司の元で働くのはオススメできません」


「読者様も部下に情報の伝え忘れをしていませんか?」


「もし、しているようなら権威主義的な上司になっている可能性があります。自身の行動を振り返ってみてください」


「自分には無関係と思っていても、いつの間にか権威を求めていることはあります。気を付けてください」


「注意を促した所で今回のまとめです」


「研究者は、従業員を集めて、上司、仕事、家庭のことについて調査したよ。さらに従業員の配偶者にも家庭の調査を行ったよ」


「すると、上司によって家庭の満足度が変わることが判明したよ」


「上司が部下に対して慈悲深いと、家庭の満足度が上がって、幸せになれるよ」


「でも、上司が権威主義的だと、家庭の満足度が下がるよ」


「読者様の上司が権威主義的な場合、家庭にストレスを持ち込まないように気を付けようね」


「会社に権威主義的な上司がいる場合、自身の行動を認識させ、反省させる必要があります」


「これには多大な労力が必要になります。なので、会社は慈悲深い上司を雇用するべき、と研究者も述べています」


「仕事ができても部下を支配する上司は必要ない、ってことです」


「それに、幸せな従業員は生産性が高いです。職場の雰囲気をよくするのは、生産性アップに繋がります」


「会社は積極的に慈悲深い上司を採用し、読者様も慈悲深い上司になりましょう」


「会社が爆速で成長すること間違いなし!」


「ということで、今回は『家族の幸せはあなたの上司が決める』のお話でした。読者様の人生の潤いになれば嬉しいです」


「最後まで、ありがとうございます。高評価や応援コメント、お願いします」


「読者様が『こんなことが知りたい』というリクエストも受け付けてます!」


「次回の『遅刻したら「謝罪」か「言い訳」か?』で、お会いしましょう!」


「もしくは、読者様が気になるお話でもいいですよ。目指せ、知識の宝物殿。バイバイ」



参考文献

The Boss’s Long Arm: The Differential Impact of Authoritarian and Benevolent Leadership on Spousal Family Satisfaction

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