353_過保護に育てられると燃え尽き症候群になりやすい #メンタル #子育て

「ベロを出した写真で有名なアルベルト・アインシュタインは『教育の唯一の目的は思考と知識を磨くことであり、学校は人々の教育のための組織として、その目的をしっかり果たさなければなりません』と教育の重要性を説いています。昨今、学校の本質が問われているような気がします」


「やっほー、人生の悩みが解消しているに違いない読者様。知ってて損のない知識を配達している世界一の美女サクラです! 今回は『過保護に育てられると燃え尽き症候群になりやすい』のお話です」


「では、よろしくお願いします」


「読者様はヘリコプターペアレントという言葉をご存じですか?」


「これは、ヘリコプターのように頭上を旋回するがごとく、子供を管理したり干渉したりする親のことです」


「簡単に言うと、超がつく過保護な親のことです」


「そんなヘリコプターペアレントの親に育てられた子供がどうなるか、読者様は想像できますか?」


「といことで今回は、ヘリコプターペアレントの親に育てられた子供の特徴についてお話したいと思います」


「守られていることは、いいことなのでしょうか? それとも、よくないのでしょうか?」


「研究を行ったのはアメリカのフロリダ州立大学です」


「研究者は大学生427人にアンケートを行いました」


「内容は、どのような環境で育ったのかと、学校の成績についてです」


「そして、過保護な親の元で育った子供がどのよな特徴を持つのか調べたのです」


「読者様は、過保護な親がいるとどのような影響が出ると思いますか?」


「周りにやってくれる人がいるので、わがままになると思いますか?」


「自分で何かを自発的にしない子供になると思いますか?」


「それとも、逆に積極的な性格になるのでしょうか?」


「どうなのでしょうね?」


「分析の結果、ヘリコプタペアレントに育てられた子供は…………燃え尽き症候群になりやすいことが判明しました!」


「特に学校での燃え尽き症候群との関連が指摘されています」


「勉強において、ちょっとしたことでやる気を失います。目標を達成できなくなるので、将来成功する確率は多く減ることでしょう」


「また、自制心が鍛えられない、などの問題もあります」


「自制心がないと、欲望の赴くままに行動したり、感情をコントロールできなくなります。我慢のできない大人に育ちます」


「読者様、子供を守ることと、見守ることは違います」


「守るばかりが教育ではないのです。時には手を離して、自由に行動させることが大事なんです」


「自分で考え、自分で決める。この当たり前のことをさせないと、子供は健全には育たないのです」


「ですから、子供に過度な干渉はやめましょう」


「親の強い愛情が子供の将来を苦しめることになります」


「特に父親は気を付けてください。母親よりも父親がヘリコプターペアレントである場合、子供の燃え尽き症候群が強くなる傾向が見られました」


「お父さんが娘や息子を可愛がりすぎると、ろくでもない大人に育ちます。危険なこと以外は見守ってあげましょう」


「時には厳しく、時には優しく、過干渉にならないように子供を育てましょう。それが将来成功する子供の育て方です」


「どうしてヘリコプターペアレントの子供が燃え尽き症候群になりやすいのかと言いますと、対処法を知らないからです」


「何でもかんでもやってもらっていると、自分で創意工夫するという考えが育ちません。そのため、困難に立ち向かうスキルが身に付きません。それはストレスについても同じです」


「正しいストレスの対処法を知らないから、子供はそもそもストレスを受けないように行動します」


「つまり、何もしなければ、ストレスを受けることはない」


「やる気をなくすことで、ストレスを受けそうなことから距離を取るのです」


「これも能力が育っていない弊害ですね」


「読者様も子供のためを思うなら、あまり干渉しないようにしましょう」


「たちが悪いのは、ヘリコプターペアレントに悪意がないということです」


「子供のためを思った行動、子供への投資だと思っているで、自分達はむしろ、いい親だと思っています」


「子供のことを考えるのは悪いことではありません、しかし、考えすぎは、よくありません」


「親はいなくとも子は育つ、とも言います」


「子供は親がいなくても、勝手に育つものですよ。子供を過保護に守る必要はないでしょう」


「……まあ、親はいなくとも子は育つの本来の意味は、生みの親がいなくても、子供は周りの助けを受けてすくすく育つ、です。ちょっと意味が違いますが、ご勘弁を」


「親として、子供を心配するのはわかります。同時に子離れもしないといけないのです」


「親子共々成長するのが一番、という所で今回のまとめです」


「研究者は大学生にアンケートを行ったよ」


「その内容は、親の干渉具合や学校の成績を質問するものだったよ」


「分析の結果、親が子供に過干渉するようなヘリコプターペアレントの子供は燃え尽き症候群になりやすいことが判明したよ」


「子供のやる気がすぐに失われるから、将来成功する確率が下がるよ」


「親の子供を思う気持ちが、子供の将来を奪う結果になるよ」


「読者様も子供を守りすぎないように注意してね」


「子供が困ったら、手助けするくらいのスタンスがちょうどいいかもしれませんね」


「もし、読者様ならびに、読者様の身近な人が燃え尽き症候群になってしまったら、”307_【食事でできる】燃え尽き症候群の対策”で対策をお話ししています。是非、ご確認ください」


「ということで、今回は『過保護に育てられると燃え尽き症候群になりやすい』のお話でした。読者様の人生の潤いになれば嬉しいです」


「最後まで、ありがとうございました。高評価、コメント、お願いします」


「読者様の『あれが知りたい』というリクエストも受け付けてます!」


「次回の『家を清潔にしても免疫力が落ちることはない』で、会いましょう!」


「もしくは、読者様が気になるお話でもいいですよ。目指せ、知識の宝物殿。バイバイ」



参考文献

Helicopter Parenting, Self-Control, and School Burnout among Emerging Adults

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