349_一日に何歩くらい歩けば健康になれるの? #健康 #運動

「ハリウッドの黄金時代に活躍したイギリスの女優オードリー・ヘップバーン『美しい目を得るには、他人の良い点を見て、美しい唇を得るには、優しい言葉だけを話し、 落ち着いた物腰には、あなたは決して一人ではないという知識と共に歩きなさい』と言いました。読者様の行動が読者様の品性や感性を作ります」


「やっほー、人生が楽しいに違いない読者様。悩み解決請負人の世界一の美女サクラです! 今回は『一日に何歩くらい歩けば健康になれるの?』のお話です」


「では、よろしくお願いします」


「読者様は一日に何歩くらい歩いてますか?」


「最近では、スマートウォッチもありますので、歩数を計りやすくなりました。自分の歩数を知っている読者様も多いことでしょう」


「それに歩くことは健康にいい、と言われています。歩数を気にしている読者様もいらっしゃると思います」


「では、具体的にどれくらい歩けばいいのですか?」


「何歩くらい歩けば、健康になれるのでしょうか?」


「ということで、今回は一日にどれくらい歩けばいいのかお話ししたいと思います」


「参考文献はアメリカの国立がん研究所の研究となります」


「研究者は、平均年齢56歳の4840人を集めました。女性の割合は54%、肥満の割合は36%でした」


「被験者には、活動量計を一週間装着してもらい、一日あたりの平均歩数を算出しました」


「その後、10年間追跡しまして、歩数と死亡率の関係を導き出しました」


「要するに、たくさん歩いている人の死亡率は下がるだろう、どれくらい歩けば死亡率が下がるのだろう、と研究者は考えたわけです」


「さて、読者様はどれくらい歩けば死亡率が下がると思いますか?」


「1000歩はさすがに少なすぎですか?」


「5000歩ならどうでしょうか?」


「キリのいい10000歩くらい必要なのでしょうか?」


「それとも、健康を甘く見るな、20000歩の大台に乗る必要があるのでしょうか?」


「うーん、どうなんでしょうね」


「まずですね、分析の結果、平均的な歩数は9124歩と判明しました」


「平均すると10000歩弱歩いているんですね」


「一日あたり10000歩を目標にしている人も多いと思います。しかし、平均値は届いていないみたいです」


「平均値が分かった所で本題に戻ります」


「分析の結果、一日4000歩の人に比べて、一日8000歩の人は死亡率が…………51%下がっていました!」


「8000歩歩けば、あんまり歩いていない人より半分も死ににくくなっていました」


「毎日8000歩歩いている読者様はよかったですね」


「これで話は終わりではありません。8000歩より多く歩いている人、具体的には一日に12000歩を歩く人はさらに死亡率が下がっていました」


「一日4000歩の人に比べて、一日12000歩の人は死亡率が65%下がっていました」


「たくさん歩く人は、歩かない人に比べて、死亡率は約3分の1にまで下がっていたのです」


「読者様もウォーキングをするなら、12000歩を目標にしましょう」


「たくさん歩けば歩くだけ、長生きできますよ」


「12000歩がしんどいよ、という読者様は、8000歩を目処にしましょう。歩かないよりはマシです」


「特にリモートワークで家から出ない人は危険です。座りっぱなしは寿命を縮めます。毎日散歩する習慣を身に付けましょう」


「人生100年時代です。長い人生を楽しむためにも、毎日の散歩は欠かせません」


「今回の研究では、歩数以外にも歩行強度も調べています。要するに歩くスピードのことです」


「早く歩くほうがいいのか? それとも、ゆっくり歩くほうがいいのか、について調べてくれました」


「その結果、歩くスピードは…………関係ありませんでした!」


「早く歩いても、ゆっくり歩いても死亡率とは関係がありませんでした」


「大事なのは歩数でした。とにかくたくさん歩け、ということです」


「忙しい読者様は、通勤・通学の際に早歩きをして、遠回りをしましょう。同じ通勤時間でも歩数が増えれば、健康に近づきます。五十歩百歩の積み重ねが読者様の死亡率を下げてくれます」


「え? 『そんなに生き急いでいない』ですか。失礼しました」


「時間に余裕のある読者様は、景色を楽しみながら、友達とお喋りしながら散歩をしましょう」


「それと、散歩をするなら自然のある場所に行きましょう。自然のメリットは計り知れません。心身共に健やかになれるのでオススメです」


「え? 『外に出るのがめんどくさい』ですか。なら、室内で歩くしかないですね」


「ランニングマシンやトレッドミルなんかが通販で購入できます」


「これなら、部屋から出ることなく歩くことが可能です」


「私はあの手この手で読者様を歩かせてみせますよ。ふっふっふふっ」


「とはいっても、強制するつもりはありません。不健康でいたいなら、それはそれで読者様の自由です」


「私がとやかく言うのは筋違いです」


「あくまで私は知識の提供が目的です」


「私の目標を再確認した所で、今回のまとめです」


「研究者は、被験者に活動量計を着けてもらい、歩数を確認したよ」


「それから、被験者を追跡をして、歩数と死亡率に関係があるのか調べたよ」


「すると、歩けば歩くほど、死亡率が下がることが判明したよ」


「4000歩の人に比べて8000歩の人は51%減少」


「4000歩の人に比べて12000歩の人は65%減少」


「読者様も、便利な乗り物に頼らないで歩くことを意識してね」


「少しの積み重ねが、読者様の人生を長く健康なものにしてくれるよ」


「それと歩くスピードは死亡率と関係がなかったみたい。読者様の好きなペースで歩いてね」


「ただ、以前の”128_ゆっくり歩くと健康で損する”では、ゆっくり歩くと心疾患のリスクが上昇するとお話しています」


「もしかしたら、ゆっくり歩くのは損かもしれません。特に体に問題がなければ、普通以上のスピードで歩いていればいいでしょう」


「それと、”127_異性の好感度を稼ぐには一緒に歩け【口下手でも大丈夫】”では異性と一緒に歩くと仲良くなれる、と紹介しました」


「健康になるついでに、仲良くなりたい人も誘ってみてはいかがでしょうか?」


「一石二鳥ですよ」


「たかが散歩、されど散歩です。有効活用できると、他の人と差をつけられますよ」


「ということで、今回は『一日に何歩くらい歩けば健康になれるの?』のお話でした。読者様の人生の潤いになれば嬉しいです」


「最後まで、ありがとうございました。高評価、コメント、お願いします」


「読者様の『あれが知りたい』というリクエストも受け付けてます!」


「次回の『日本人がよく後悔すること』で、会いましょう!」


「目指せ、知識の宝物殿。バイバイ」



参考文献

Association of Daily Step Count and Step Intensity With Mortality Among US Adults

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