285_「あっという間に時間が過ぎる」の原因と対策 #時間 #経験
「19世紀のフランスの哲学者ポール・ジャネは、人生のある時期に感じる時間の長さは年齢の逆数に比例する、という考え方を提唱しました。同じ1年でも、10歳の1年は人生の10分の1ですが、50歳の1年は人生の50分の1です。年を取ると1年の割合が少なくなるので、短く感じるのです」
「やっほー、賢明なる読者様。読むと人生が変わる知識を提供する世界一の美女サクラです! 今回は『「あっという間に時間が過ぎる」の原因と対策』のお話をしたいと思います」
「では、よろしくお願いします」
「読者様は時間があっという間に過ぎた経験がありますか?」
「子供の頃の時間はとてつもなく長く感じていたのに、大人になった今の時間の流れが早い、と痛感していませんか?」
「時間の流れに恐怖した読者様もいらっしゃるでしょう」
「では、一体どうしてこのような時間があっという間に過ぎる現象が起きるのでしょうか?」
「また、それの対策はないのか? ということについてイギリスのリーズベケット大学の心理学者が教えてくれています。是非、参考にしてください」
「そもそもの話、どうして時間があっという間に過ぎる、という感覚に陥るのでしょうか?」
「何が作用しているのでしょうか?」
「子供の頃と大人で何が違っているのでしょうか? 知識ですか? 経験ですか? 体の大きさですか? それとも、ずる賢さですか?」
「結論を言ってしまえば、経験が問題です」
「人の脳は、情報を処理する量が多ければ多いほど、時間の経過が遅く感じます」
「子供の頃は未知で溢れています。やること成すこと、初めての経験となります」
「全ての経験が新しいことなので、脳は逐一情報を処理します。そのため、子供の頃の時間は永遠にも等しく感じるのです」
「しかし、大人になるにつれ、経験が増えます。すると、脳は知っている情報を処理しなくなります。結果として、時間があっという間に過ぎてしまうのです」
「変化のない毎日が時間を早める原因だったのです」
「え? 『原因は分かったけど、時間を遅らせるのなんて可能なの?』ですか。もちろん可能です」
「読者様はゾーンという言葉をご存じでしょうか?」
「アスリートが極度の集中をして、時間を忘れたり、時間の感覚が遅くなることです。完全にのめり込んでいると起きます」
「この時、アスリートの脳は研ぎ澄まされています。五感を最大限に活用して、ありとあらゆる情報を処理しています」
「一時的に膨大な量の情報を処理しているので、時間の流れがゆっくりに感じるのです」
「このように、アスリートは時間を遅らせることができます。この心理プロセスを応用すれば、時間があっという間に過ぎる対策が可能となります」
「アスリートだゾーンだ、と言ってますが、時間が早く感じる一番の原因は新鮮味の欠如です」
「なので、最大の解決策は新しいことに挑戦するのが一番です」
「新しい経験をすることで、脳は今まで処理したことのない情報に出会います。大量の情報を処理しなくてはならないので、時間がゆっくり流れる感覚を取り戻すことができます」
「ですので、新しい趣味を見つけたり、最新のアクティビティを体験したり、普段行かない場所を散歩すると、時間が早く過ぎるということがなくなります」
「それと、毎日違う食事を選ぶのもいいかもしれません。食べたことのない料理を選んで、常に新しい料理を挑戦しましょう」
「それに、色々な料理を食べているとモテると以前の”275_いろんな料理に興味を持つとモテる”で紹介しています。時間のためでなく、モテるためにも同じ料理は控えましょう」
「また、海外旅行もオススメです。海外は人も街も言葉も文化の何もかもが違っています」
「これほど未知の経験ができる場所はありません。定期的に海外旅行をすると時間が早く感じることもなくなるでしょう」
「あっ、でも、同じ場所に何度も行ってはダメですよ。新しい経験が大事ですから、何度も行って慣れてしまうと意味がなくなります」
「世界にはたくさんの国がありますから、毎年違う国に旅行しましょう」
「とはいえ、気軽に海外旅行に行けない人もいるでしょう」
「そんな読者様は、『気を配るといい』と心理学者は言っています」
「日常の些細な出来事を注目してください。すると、新たな発見があるに違いありません」
「読者様は通勤中に何を考えていますか?」
「スマホを見て、ダラダラ時間を過ごしていませんか?」
「そんなことをしていたら、時間がどんどん早く流れてしまいます」
「外に目を向けてください。電車の窓から見える景色は毎日違った一面を見せてくれます」
「同じ晴れの日でも、今日は雲一つない快晴、でも昨日は入道雲があった、と違いがあります」
「同じ日は二度はないのです!」
「今この瞬間に起こっていることに注意を向ければ、読者様の時間があっという間に過ぎることもなくなるでしょう」
「気を配ることは何でもいいんです。外で降っている雨音でも構いません。前を歩く通行人でも構いません。隣の席から香るアロマでも構いません。肌に伝わる太陽の熱でも構いません。いつも食べているコンビニのお弁当でも構いません」
「毎日を同じ繰り返しにしないでください。そんなことをしていたら、時間は一瞬で過ぎ去ってしまいます」
「それに、目の前のことに集中するとどんなものも楽しくなります」
「普段面倒くさい雑用でさえ、楽しさを見つけることができます。人生を楽しむためにも、些細なことに目を向けましょう」
「子供も大人も老人も1日は24時間です。これは不変の事実です」
「ですが、24時間を長く感じること、短く感じることは読者様の努力次第で選べます」
「健康的な生活を送って寿命を伸ばすことも大切です。しかし、つまらない人生を送っていたら、せっかくの長生きも無駄になります」
「時間を有効活用するためにも、目の前のことと向き合いましょう」
「与えられる時間は平等じゃないんだよ、という所で今回のまとめです」
「時間があっという間に過ぎる原因と対策を心理学者が教えてくれたよ」
「原因は、脳が処理する情報が少ないと時間があっという間に過ぎるみたい」
「つまり、対策は新しいことに常に挑戦することだよ。新しい趣味を見つけたり、知らない土地に行くのがいいよ。海外旅行は超オススメだよ」
「でも、簡単に海外旅行は行けないよね。そんな時は、目の前のことに注意を向けるといいよ」
「いつもの日常を詳しく観察してみるといいよ。すると新たな発見があるはずだよ」
「新たな発見がある度に、時間の流れはゆっくりに感じられると思うよ」
「1日24時間を有効活用できるかは、読者様次第だよ」
「時間が足りないよー、と嘆いている暇があったら、目の前のことに集中しましょう」
「逆に、時間が早く過ぎ去って欲しいなら、何も考えないのがベストでしょう。脳に情報を送らないように心がけましょう」
「…………私も、今まで扱っていなかった分野に手を出すのもありかも?」
「ということで、今回は『「あっという間に時間が過ぎる」の原因と対策』のお話でした。読者様の知識になれば幸いです」
「お付き合いいただきまして、ありがとうございます。高評価や応援コメント、質問やリクエストも待ってまーす!」
「次回の『モテる体型が誤解されている件』で、お会いしましょう」
「もしくは、読者様の気になるお話でお待ちしております。バイバイ」
参考文献
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