033_【意義あり!】受け入れてもらえる反対意見の伝え方 #話術 #人間関係

「やっほー、読者様の価値ある知識を提供する世界一の美女サクラです! 今回は『受け入れてもらえる反対意見の伝え方』のお話をしたいと思います」


「では、よろしくお願いします」


「読者様は友達といる時、上司といる時に意見が対立した経験はありませんか? 内容がどうでもよければ、受け流すことも可能でしょう」


「ですが、その内容が重要な場合は受け流すことはできません」


「かといって、直接告げたら喧嘩になりますよね。これは大変だ」


「グッと我慢して自分の意見を飲み込んだら、ストレスになります」


「あー、ジレンマです。伝えても地獄、飲み込んでも地獄。このような場合、読者様はどうしますか?」


「え? 『諦めるしかない』ですか。なるほど、どちかも地獄ですから、どちらかを取るしかない、ということですね」


「では、私はどうするのか。私なら相手の意見を尊重しつつ、自分の意見を受け入れてもらいます」


「え? 『卑怯だ』ですか。いえいえ、私は二択とは明言してませんよ。第三の選択肢は常に考えないのとダメですよ」


「なので今回は、相手と意見が対立した時に、上手く相手に自分の意見を伝える方法をお話ししたいと思います。それでは、はじまり、はじまり」


「ある所にコミュニケーションの専門家がいました。かの人はまず始めに、意見に対して反対するか判断する必要がある、と話しています」


「当然ですね。価値がなければ、そのまま受け入れましょう。わざわざ時間を使う必要はありません」


「考え抜いた結果、反対する必要があるなら、注意を払って相手に意見を伝えましょう」


「テクニックは5個あります。すべてを使う必要はありません。活かせそうなものだけをピックアップしてください」


「何に気を付けるか、まず一つ目は、『相手について前向きに考える』です」


「敵対関係でもなければ、相手も最善の選択を提示します。進んで相手を貶める意図はありません」


「なので、相手にネガティブなイメージを持つことをやめましょう。ネガティブなイメージがあると、建設的な話し合いができません。坊主憎けりゃ袈裟まで憎くなります。気をつけて」


「相手も人間です。もしかしたら、朝に娘に『パパ嫌い』と言われて、虫の居所が悪いのかもしれません。一面だけで判断しないでください」


「二つ目は、『直接の表現を避ける』です」


「直接的な意見は対立を招きます。自分の意見を否定されて、穏やかでいられる聖人はいません。相手に考え直させる表現を使いましょう」


「たとえば、『面白いですね。それは本当でしょうか?』『素晴らしいです。どのように実現しますか?』と言い換えましょう」


「相手に考えさせて、自ら自分の意見の欠点に気づいてもらいましょう。相手に指摘されるより、意見を翻す確率が高いです」


「相手の意見を受け入れられる柔軟な頭をしてくれる人は稀少です。相手に自ら気づかせるのが大事です」


「話すことで内容が整理されることもあります。どんどん話してもらいましょう」


「三つ目は、『柔らかい言葉を使う』です」


「当然ですが『あなたの話の意味がわかりません』と強い表現を使うと相手の機嫌を損ないます」


「なので『すみません。あなたの考えがよくわかりませんでした。別の言葉で説明してください』と言い換えましょう。ほんのり反対していることが伝わります」


「普通の人なら、伝え方が悪かった、と反省してくれます。もし、逆ギレするようなら、卑しいことがあるか、バカな相手の可能性が高いです」


「自信がある人は意見を譲りません。あの手この手で伝え方を変えてくれます」


「ただし、変な相手に引っかかったら、即座に縁を切りましょう。無だに付き合う必要はありません」


「では四つ目です、『共通点に同意する』です」


「『あれ?』と思いましたか。相手と議論していても、すべてを否定することはありません。一部は相手の意見に同意できます」


「相手の一部を認めると、態度が軟化します。一度でも信頼を勝ち取ると反対意見でも受け入れてもらいやすくなります」


「相手に『自分は敵じゃない。アイデアをブラッシュアップする仲間だ』と思ってもらいましょう」


「一度引き入れたら、後はトントン拍子で進みます。反対意見のいい面を殊更に強調してくれます」


「最後の五つ目は、『傷つける言葉を使わない』です」


「どうしても議論が白熱すると、普段言わないことも口にします。気をつけましょう」


「よくあるのが『ごめんなさい』『すみません』の謝罪の言葉です。議論をするのは悪いことではありません。ですので、相手を傷つけた場合以外は謝罪は不要です」


「価値のある意見を述べることは当たり前です。議論が伯仲するのは決して悪いことではない、と覚えてください」


「もう一つが『しかし』です。この言葉は相手を完全に否定する言葉です」


「『なるほど、わかりました。しかし』と言われていい気分はしません。上げてから落とすのが趣味でなければ、厳禁です」


「無駄に相手を逆撫でるので使用を控えましょう。『ですが』も同じく否定するので使わないでね」


「という感じです。読者様は知らず知らずに使っていませんでしたか? 時には妥協も必要ですが、相手に意見を伝えないといけないこともあります」


「そんな時は今回のテクニックを使いましょう。では、反対意見を伝えるテクニックのまとめです。

 一つ目は、『相手について前向きに考える』。

 二つ目は、『直接の表現を避ける』。

 三つ目は、『柔らかい言葉を使う』。

 四つ目は、『共通点に同意する』。

 五つ目は、『傷つける言葉を使わない』。

 以上の五つです」


「しっかりテクニックを使えば、相手も優しく対応してくれます。存分に活用してください」


「相手との関係を壊さないためにも、直接意見を伝えることは控えましょう」


「読者様が自分の意見を無理なく主張できるよう願います」


「ということで、今回は『受け入れてもらえる反対意見の伝え方』のお話でした。読者様の参考になれば、私はとても嬉しいです」


「最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございます。高評価や応援コメントはどんどんお願いします。待ってまーす」


「それでは、次回の『やっぱり親切な男性はモテる。だが……』で、またお会いしましょう。バイバーイ」



参考文献

How to Tactfully Disagree with Someone

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る