暑がりだった君
電車を降りた光星くん。
炎天下の下、スーツでジャケットまで着て歩いている。暑くないんだろうか。見てる私が暑く感じてしまう。
確か光星くんは暑がりのはずだったのにどうしたんだろう。
■
付き合って1年経つと、私の部屋を解約して光星くんの部屋で同棲するようになっていた。夏になると光星くんがタンクトップ1枚で過ごしていたのを覚えている。
半袖短パンで夏らしい格好をしている私に対して「暑くないの?」とよく聞いていた。これ以上は薄着になりたくないから、笑って誤魔化したりしていた。
女の子は薄着になるには勇気が必要なことを知らなかったのか。それともわざと言ってたのか。私的には多分わざと言ってたと思う。
光星くんはスケベさんなところあるからね。
お風呂上がりとかによく胸元見てきてたのはバレバレだったよ。光星くんはバレてないと思っていたらしいけど。
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