第37話 子供への暴力は絶対にいけない

 僕が学生の頃、教師が生徒を指導するときに、暴力(教師が柔道技を生徒に掛けたり)や椅子を蹴って脅したり、大きな声で恫喝するように怒ったりしていたが、これらの行為は絶対にしてはいけないと思っている。

 もし一般企業で上司が部下にそれらの行為をしたら完全にアウトだし、倫理的にも道徳的にも、指導するにしても、明らかに常識の範疇を超えている。教師は生徒に指導するときには毅然と堂々とし、暴力や恫喝に頼ってはいけない。教師が生徒に暴力的、恫喝するように注意、指導してしまうと、生徒は将来、このような教師の悪い言動を真似してしまうだろう。それは社会にとって良くない。

 教師は生徒の師範である。だから教師は常に生徒から模範的に見えるようにならないといけない。

 父母も然り、子供へと暴力、暴言は絶対にいけない。力の弱いものに対して、それらの行為をするというのは、明らかな弱いものに対してだけ強くなる卑怯者のすることだ。子供の力は弱く、繊細だ。父母は子供の師範である。やはり模範的にならないといけない。

 僕が何を言いたかったのかというと、伝え方や注意の仕方にも、礼儀や道徳が存在するということだ。そして立場が弱いものに対して、暴力、暴言は絶対にしてはならないということだ。それだけは絶対に守らないといけない。それを守れば、社会はもっとより良いものになり、信用が生まれ、心地よく暮らせるだろう。

 

 

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